タイトルを一見すると借金をするための方法の本にも読めますがそんなことはなく、リスクヘッジのための海外個人投資を薦める本です。
本書では本当のリスクヘッジとして、最終的に日本国と運命を共にすることになってしまう日本国内の銀行への外貨預金ではなく、日本国から完全に独立した海外のオフショアバンクの利用を薦めます。ただし、実際にオフショアバンクの口座開設手続き等を手取り足取り教えてくれるノウハウ本ではないので、それらをお望みの方は別の本を選んだ方が良いかと思います。この本が扱うのはあくまでももっとメタな考え方です。すなわち、欧米のお金持ちの財産保全の考え方や、オフショアバンクやプライベートバンクが生まれてきた背景、ひいてはどのように豊かな人生を送るかの心得を学ぶための本です。
なお本書は洋書の翻訳ではなく、日本と関わりの深いコンサルタントのロース氏が最初から日本向けに書き下ろした本のようです。日本人向けの記述や注意が随所に見られるため、この手の海外投資本を読んだことが無い方にもお勧めできます。
古書蒐集にとりつかれた男、せどり男爵の物語。
自分も古書のために神田や早稲田界隈を探し歩いた経験がある身故、古書に魅入られた人間の心理は良くわかる。 せどり男爵が和本に目を向けるきっかけとなった人物である加盞堂老人が、夢にまで見た本を見つけた時の心理を「何度みても、間違いないと知った時、わしは失禁しそうになった」と語っているが、古書マニアの昂奮を見事にあらわしている。
他にも、洋書の初版本に目がない婦人、ビブリオクレプト (盗書狂) にまつわるミステリー、本の装丁に魅入られた男など、古書マニアには堪らない一冊。お勧め。
恥ずかしながら、今まで株式投資をしていたものの、財務諸表の読み方が全くわからなかった。 主にインデックスに投資していたため、あまり困ることはなかったのだが、さすがに少しは勉強しようと手に取った。
本書は決算書、特に損益計算書が企業の都合で (合法的な範囲であっても) どれだけ操作可能かを見せつけてくれる。また、キャッシュフローを合わせて見ることで、その操作を見抜く方法も。
この手の本にしてはかなりわかりやすく噛み砕いてある方だとは思うが、それでもやはり自分の様な素人には引っかかるところが多々ある。 もう一度読み直さなければ。
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