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fukumoto blog


2006-02-05

_ [][社会][言語]「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった, 多賀敏行

「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった―誤解と誤訳の近現代史 (新潮新書)(多賀 敏行)

文藝春秋やふらんすに掲載された原稿に書き下ろしを加えた、誤訳や誤解に関するエピソード集。

表題にもなっている、日本人批判とされる言葉の誤解がおもしろい。 ウサギ小屋、日本人は12歳、エコノミック・アニマル、これらの言葉は日本人批判として知られているが、本来は否定的な意味を持っていなかった。 これらの言葉がなぜ誤解されるに至ったのか、 ECの報告書、マッカーサーの上院答弁などの原典にあたり検証している。 これらの誤解は、相手の言語に対する知識不足や発言背景への理解不足が元で生まれ、一人歩きをするに至ってしまった。


2010-02-05

_ [][軍事][歴史]ナツコ 沖縄密貿易の女王, 奥野修司

ナツコ 沖縄密貿易の女王 (文春文庫)(奥野 修司)

戦後混乱期の沖縄における密貿易時代を追ったドキュメンタリー。

ほとんど文書としての記録が残っていない中、数少ない存命の関係者への取材でここまで調べ上げたのは素直に脱帽。 タイトルにもなっている、密貿易の中心人物の一人であった金城夏子という人物が生き生きと伝わってくる。


2011-02-05

_ [陸上][]Jed Smith Ultras

日本からN崎さんが遊びに来たので、ついでに日程の合うJed Smith Ultrasに出場してみた。

  • 先日の自転車の怪我であまり練習できていないので、途中リタイアもやむなしの気持ちで参加
  • 当初はうっかり50マイルを申し込んでしまったが後述の事情により当日50kmに変更した
  • 公式サイトには大会会場の住所が "La Rivera Drive" と記載されていたが、じつは "La Riviera Drive" のtypoだった。しかも悪いことに、近所に "Rivera Drive" という住所も存在し、Google先生にそちらをお勧めされたために、誤ってそちらに着いてしまう。そうこうしているうちに7:30の50マイルの開始に間に合わず、8:30開始の50kmに変更してもらうことになった
  • コースはAmerican River沿いの5マイルの周回コースを走るタイプ。水辺を走るのはやはり気持ちよい。コースも舗装路ばかりではなく、ダートや林道も混在していて、走って楽しい
  • やはり練習不足と膝の打撲の痛みが完全に抜けないのとで、フルマラソン相当の42km前後で1周を残してリタイアする。終盤は少し歩いてしまい4時間超。

2012-02-05

_ [][生活]はじめてのGTD ストレスフリーの整理術, デビッド・アレン(著), 田口元(監訳)

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術(デビッド・アレン/田口 元)

近頃一部で人気のGTD (Getting Things Done) の入門書。

GTDの考え方自体は非常に納得できるもので、かつ始めるに当たってのリスクも低いので始めてみるつもり。ただし、完全にメンテナンスフリーな方法というわけではなく、週次レビューでのメンテナンスが必須の様に見えるので、それが続けられるかだけが懸念点。

ToDoを行動レベルまで落とし込む、リマインダは行動の種類 (電話をかける、PCでの作業など) に分類するというルールは合理的。言われてみれば当たり前に見えてしまうが、なかなか気づかないもの。

資料のファイリングにおいて素朴にカテゴリ分類を勧めている点だけは違和感がある。散々分類に失敗して「超」整理法に流れ着いた身としては手放しで賛同できない。


2014-02-05

_ [][][社会]デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか, グレッグ・クライツァー(著), 竹迫仁子(訳)

デブの帝国―いかにしてアメリカは肥満大国となったのか(グレッグ・クライツァー/竹迫 仁子)

装丁は軽めだが内容は硬派。

米国が肥満社会となるまでの過程を、農業行政、ファストフード業界、食品業界、教育界と多くの視点から丹念に追いかけていく。現状に至った要因は単一のものではなく、様々な原因が絡まり合っていることがよく分かる。肥満のリスクに関する記述も十分。


2015-02-05

_ [][マネー][生活]コワ~い不動産の話, 宝島社編集部(編)

コワ~い不動産の話 (宝島SUGOI文庫 A た 5-1)(宝島社編集部)

真偽不明ながら引きの強いネタばかりを集めた、まさに宝島らしい一冊。話半分に読むべきだとは思うが、不動産取引の前に今一度慎重になるために読むのには良いだろう。


2017-02-05

_ [][マンガ]バッドビート! 辻堂真夏のポーカー戦線 (1), 矢崎結子, 渡辺アビ

バッドビート! ~辻堂真夏のポーカー戦線~ 1 (MFコミックス フラッパーシリーズ)(矢崎 結子/渡辺 アビ)

これだけ頭脳バトルマンガが乱立する中で、なぜか今まで誰も手を付けていなかったテキサス・ホールデムを中心に持ってきたのがミソ。

契約特区の設定やいわゆる能力モノなどややてんこ盛り過ぎる感はあるが、マンガとしてのテンポは悪くない。今後も楽しみな作品。


2018-02-05

_ [][科学]知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ, 苅谷剛彦

知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)(苅谷 剛彦)

表題ともなっている複眼思考とは、常識やステレオタイプにとらわれず、自分の頭で考える思考法を指している。思考法というとコンサルタントの掲げる思考法のフレームワークの類を思い浮かべる人も多いだろうが、本書はより根源的な問題の立て方やその展開法を扱っている点で一線を画している。

若い学生を想定読者としているためか、批判的な読書法に始まり、論理の積み重ね方、問題の立て方、ものごとの多面性を捉えるための方法をひとつひとつ手ほどきしていく構成となっており、順を追って読み進めるだけで知的複眼思考法のエッセンスに触れることができる。おすすめ。


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