ゲーリー ベルスキー, トーマス ギロヴィッチ, 人はなぜお金で失敗するのか

行動経済学の入門書です。行動経済学というのは何かというと、人間がなぜ経済的に不合理な行動をとってしまうのかを研究する学問です。例えば、なぜ人間はあぶく銭は無駄遣いしてしまうのか、なぜ損失を避けようとするときと、利益を得る機会では行動が異なるのかなど。中には少々実感と異なるものもありますが、思い当たるものも多いです。

特に興味深いのは、”損失を避けようとするときは果敢にリスクをとり、利益を得られる機会にはより安全確実な選択肢をとる” という法則。要するに、不聴罰符を避けるために親リーチに突っ張ってみたり、ダマで満貫、リーチでハネ満の手でダマにしてみたりする心理かと (違) 。

読み物としてはおもしろいですが、直接に投資や資産運用の役に立つかは少々疑問です。そのあたりの話は米国に依存した話が多いですし。

コメント

タイトルとURLをコピーしました