内藤朝雄, いじめの構造 なぜ人が怪物になるのか

いじめを一つの社会的メカニズムから生じる普遍的な現象として捉えた分析。いわゆる “近頃の青少年” 型の精神論とは一線を画している。

いじめという現象の分析を踏まえた上での、新たな教育制度案も興味深い。学校の法化や学級制度の禁止といった案は、抵抗勢力は多そうなものの、単純な実施コストという点では実現可能な範疇でありかつ効果的に思える。

コメント

  1. 山男 より:

    いじめられたこともしくはいじめた経験を
    お持ちですか。

  2. fukumoto より:

    自身が直接関わったことはほとんどないですが、公立の中学校の頃などは結構頻繁に見ていました。今思い返してみると、本書の指摘するようにシステム的な対処で回避できたいじめが多かった様に思います。

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