Palo Altoでの自転車生活

Palo Alto日々の生活は自転車 (ロードレーサー) でまかなっている。日本の道路では自転車が虐げられているために走るのがやや億劫に感じることがあったが、こちらでは非常に気持ちよく走れる。これは環境の違いが大きい。もちろん、私の滞在しているPalo Alto付近が自転車に好意的な環境なだけで、米国全体でがそうではないとは思うが。

  • なんと言っても独立した自転車レーンが整備されているのが大きい。日本の様に荒れた路肩に追いやられたり、やむなく歩道に乗り上げたりすることが無く安心して走れる。日本では道幅的に難しい道も多いと思うが、車線を減らしてでも頑張って欲しい。実際にこちらでは片側2車線が楽にとれる道でも1車線にして残りを自転車レーンにしているケースをよく見る
  • 右折 (米国では左折) 時に、日本では二段階右折をする必要があるが、米国では自動車と同様に左折レーンに入ってそのまま曲がれる。こちらの方がはるかに現実に即したルールと感じる
  • 左折 (米国では右折) レーンが独立している交差点で直進する場合、日本では左折レーンの左端を走ったまま直進する必要があり、左折自動車と動線が交錯する。もちろん、自転車に道を譲らないドライバーも多い。こちらでは右折レーンと直進レーンの間に自転車レーンが設けられているのでその問題は発生しない
  • 路上駐車が非常に少なく、日本の様にやむを得ず道路中央へ出なければいけないということがない。日本ももっと厳しく取り締まって欲しい。また、市街地中心部のごく一部を除いてパーキングメーターが無いのも嬉しい
  • 米国の自動車のドライバーは全体的に自転車に対して友好的で、自動車の方が偉いと勘違いしている様な人が少なく感じる。一ヶ月ほど自転車中心の生活をしているが、日本の様にすぐ脇を徐行せずに追い抜かれたり、クラクションで威嚇される様な事を体験していない
  • これは自転車側の問題だが、自転車の右側通行が徹底しており、逆送してくる自転車がいないというのも大きい。
  • 自転車乗りのヘルメット着用率が高い。ロードレーサーだけではなく、いわゆるクロスバイクに乗る人たちもほぼ全員がヘルメットを着けている
  • 手信号を出している自転車乗りも多い
  • 行く先々に駐輪スペースが完備されているというのも、自転車で出かける敷居を低くしてくれる
  • 公共交通機関への自転車持ち込みがOKなのも嬉しい。Caltrainはもちろん、大学内のシャトルバスも前に自転車を括り付ける場所がある。いずれも日本の様にいちいち輪行袋に詰める必要なくそのまま積み込める。もちろん追加料金なども不要
  • ほとんど雨が降らないというのも自転車には追い風。これは日本ではどうしようもないことだが

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