V.S.ラマチャンドラン(著), サンドラ・ブレイクスリー(著), 山下篤子(訳), 脳のなかの幽霊

こう言っては少々不謹慎だが、臨床における神経疾病の事例の数々がとにかく面白い。簡単に自分で再現できる実験方法がいくつか示されているのも嬉しいところ。手軽に脳の不思議体験ができる。

これを一冊通して読むと、だんだんと自己というものが揺らいでくる感覚がある。著者の言う脳の中の幽霊 (Phantoms in the Brain) が、自分の意識していないところで様々な作業をしている気持ち悪さというものに気付いてしまった。

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