渡辺仁, セブン-イレブンの罠

金曜日の出版なので半信半疑で読み始めたが、意外にもまともな本だった。

セブン-イレブンのフランチャイズ問題、特にロスチャージやオープンアカウント、ドミナントといった悪名高い問題に切り込んだドキュメンタリー。セブン-イレブンの異常なまでの高収益の源泉がどこにあるのかが見えてくる。

全体を通じて読みやすい本だが、似たような話が多くやや冗長に感じる部分がある。これは情報源が限られているせいもあるかもしれない。法的な部分の解説はほぼ北野弘久日本大学名誉教授の受け売りで、多面的な見方ができているかは心許ない。また、肝心のセブンイレブン側のコメントが取れていない (インタビューを拒否された旨の記述がある) のも残念。

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