石原豊一, ベースボール労働移民 メジャーリーグから「野球不毛の地」まで

MLBを頂点としたベースボール・レジームの実態。

日本ではあまり報道されない、日米以外のベースボール事情は実に興味深い。ドミニカ、メキシコ、イスラエル、ジンバブエ、コロンビアなど各国のリーグが実質的にMLB配下に組み込まれている実態がよく分かる。

各リーグでプレイするスポーツ労働移民の生活を掘り下げ、類型化しているのも面白い。上昇志向の強いプロスペクト以外に、生活の糧を得るためにプレーを続ける野球労働者や、バケーションや自分探しを目的としてプレーする層など、目的のまったく異なる様々な選手を受け入れている実態も今まではあまり報道されてこなかったもの。

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