ピーター・T・リーソン(著), 山形浩生(訳), 海賊の経済学 見えざるフックの秘密

海賊と経済学というまったく異質な組み合わせだが、これが新しい視点を供給してくれる。

一見矛盾しているように見える海賊の行動の数々が経済学のフィルタを通すと実は合理的であったというのは、まさに経済学という学問の勝利といえる。実に興味深い題材を扱っていることもあり、経済の入門書として見ても良書。

好き嫌いが分かれそうな山形浩生訳ではあるが、本書にはぴったりくるように感じる。

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