Microsoft Windows環境からmacOS環境への引っ越し

長年Microsoft Windows環境で生活してきたが、諸事情によりmacOS環境も併用することとなった。

MacBookでRetinaの大型ディスプレイを求めると、事実上MacBook Pro 15インチモデル一択となる。ただし、Thunderbolt 3 (USB-C) ポートとヘッドフォンジャックしか備えていない現行モデルはさすがにまだ早い。そこで、型落ちの2015モデルを選んだ。こちらは、MagSafe 2電源ポート、Thunderbolt 2ポート 2口、USB-Aポート 2口、HDMIポート、ヘッドフォンジャック、SDXCカードスロットを備えている。当面は旧USBのデバイスが主流だろうし、今時のプロジェクタにアダプタなしで繋がるのは嬉しい。

MacBook Proのハードウェアの出来は上々。Retinaディスプレイの美しさはさすがに素晴らしい。macOSの補間もきちんと動くので、dot by dotではなく適当にスケーリングして使える。キーボードは今風のアイソレーションキーボード。一見ストロークが浅そうに見えるが、実際にタイプしてみるとあまり気にならない。US配列が選べるのも良い。大型のトラックパッドはやはり使いやすい。作図をする際にもあまりストレスを感じない。筐体はアルミニウム。質感は良いが、触ったときのひんやりとした感覚はいつまでも慣れないし、冬場は結露しそうで心配になる。

Windowsからの移行はそれなりに苦労する。特に生活の基礎となるキーボード周りは、Karabinerを駆使して何とかする。caps lockにcommandを割り当てるのが一番違和感が少ないが、ターミナルやVirtualBoxなど一部のアプリケーションではcontrolを割り当てるなどの工夫が必要。それでもIMEなど、commandとcontrolを使い分ける必要があるアプリケーションはいかんともしがたい。

Becky!に頼り切った生活をしていた身には、なかなか代替となるMUAが見つからない。比較的使い勝手が近く軽快に動くGyazMailが候補だが、もともとの設計方針の違いのせいもあり、かゆいところに手が届かない印象 (あくまでもBecky! に慣れ切った人間の印象)。imapの巡回更新中に強制的に送信待ち箱から送出される仕様で、関連メールを複数書いて送信箱に置いた後にもう一度すべてチェックしてから一括送信する使い方には向かない。ワードラップは、送ってみる (もしくは一旦下書箱に保存する) までどう改行されるか見えず、まれに意図しない改行となる。クエリ検索は差出人や受取人のいずれかでの検索ができず (全ヘッダで検索はできるが重い)、ツリーを一括して抽出しにくい。

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