2018-02

book

山崎元, 水瀬ケンイチ, 全面改訂 ほったらかし投資術

インデックス投資本の売れ筋。共著者の水瀬ケンイチは梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーのブログでも有名。 オーソドックスなインデックス投資推奨であまり目新しさはないが、リスク資産を国内株50%・外国株50%に集中させ、先進国債券を見切っているのが特徴的。
comic

佐藤雅彦(原作), 菅俊一(原作), 高橋秀明(画), 行動経済学まんが ヘンテコノミクス

流行の経済学をまんが形式で。 ヘタウマ系のユルめの印象だが、内容はまとも。行動経済学を体系立てて学べるような本ではないが、人に話したくなるような小ネタを探している向きにはおすすめできる。
book

榎本まみ, 督促OL 奮闘日記 ちょっとためになるお金の話

修行日記の続編。お客様とのやりとり中心の前作に対し、今回は金融の仕組みも少し掘り下げているので、この世界の入門書としてもどうぞ。
diary

2回目のカシュカイシュ

2回目のカシュカイシュ。今回もお仕事。 やはり海辺の街は気持ちが良い。特に今回は天候も良く、朝方に浜辺を走るだけでも気分が良い。仕事をしている場合ではない。
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榎本まみ, 督促OL 修行日記

金融系のコールセンター勤務の著者による実録モノ。感情労働系のブラック職場でかなり生々しい話もあるのだが、笑って読めるのが著者の力量か。現場で鍛えられた会話術は勉強になる。
book

苅谷剛彦, 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

表題ともなっている複眼思考とは、常識やステレオタイプにとらわれず、自分の頭で考える思考法を指している。思考法というとコンサルタントの掲げる思考法のフレームワークの類を思い浮かべる人も多いだろうが、本書はより根源的な問題の立て方やその展開法を扱っている点で一線を画している。 若い学生を想定読者としているためか、批判的な読書法に始まり、論理の積み重ね方、問題の立て方、ものごとの多面性を捉えるための方法をひとつひとつ手ほどきしていく構成となっており、順を追って読み進めるだけで知的複...
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野口健, 落ちこぼれてエベレスト

アルピニスト野口健による自伝。 山行の記録ももちろん素晴らしいのだが、それ以上に興味深いのが著者の若気の至ったエピソードの数々。高校時代の喧嘩と停学、アルコール浸りの大学時代、シェルパの娘との結婚と離婚、それらを包み隠さず語っているところは好感が持てる。