渡部昇一, 講談・英語の歴史

元々はゲルマンの一方言に過ぎなかった英語が、フランス語の語彙を取り込み、国際語としての地位を占めるに至るまでの流れを、著者の豊富な古英語や独語の知識を交えて追った本。英語の構造がゲルマン語系とフランス語系からなっている点を、日本語の大和言葉と漢語の関係と対比してみせるくだりも興味深い。文章は平易で読みやすいが、著者が著者だけに少々右寄りな表現が散見されるのが気になる。

しかし、この種の本を読むと、自分の英語ボキャブラリーの無さが嫌になる。地味に続けているヒアリングマラソンもそろそろ更新時期だし、今度はボキャビルマラソンにでも挑戦してみますか。

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