スティーヴン・レヴィット, ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学 (Freakonomics) と名乗っているが、経済学というよりは社会学の領域のものが多いと思う。

日本人としては、やはり大相撲の八百長の話題が興味深い。千秋楽で7勝7敗の力士が妙に強いのは日本人なら誰でも知っていることだが、それを数値で示し、さらに星の貸し借りが次の対戦で調整されている事実までを暴く。まあ、半分神事としての性質を残す相撲に対して大真面目に八百長を指摘するというのも野暮だとは思うけれど。

その他、一部アメリカ依存でいまひとつピンとこないもの (ク・クラックス・クラン潜入レポ、真っクロい名前と真っシロい名前) もあるが、総じて知的好奇心を刺激する話題が多い。おすすめ。

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