2011-01

diary

野球のOR

完全に時期を逸してしまった気もするが、鳩山由紀夫前首相の野球のORを読んでみた。まだセイバーメトリクスもほとんど普及していない1979年の論文でありながら、野球の数理的解析に手を出していたという目の付け所は素晴らしい。政治家としてはともかくとして、研究者としては優秀だったことが良くわかる。論文の柱となっているのは、セ・リーグの現役の全打者の通算成績から出塁率、四死球率、単打率、二塁打率、三塁打率、本塁打率だけを抜き出して、リンゼイ・パルマーモデル相当のものを再構築してしまおう...
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城繁幸, 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか アウトサイダーの時代

昭和的価値観を廃してどう生きるべきかを示した本。タイトルは前作のが売れたために営業的な理由でつけられたものらしく、内容とはあまり関係がない。この手の労働関連の本をある程度読んでいる人には目新しい情報は少ない。
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ケン・スティグリッツ(著), 川越敏司+佐々木俊一郎+小川一仁(訳), オークションの人間行動学 最新理論からネットオークション必勝法まで

オークション理論の主要なところがよくまとまっている。副題には "ネットオークション必勝法" と勇ましく書かれているが、Yahoo! オークションなどで広く行われている2位価格オークションでは自身の評価値そのままを狙い撃ち入札するべきという当たり前と言えば当たり前の結論が導かれている。数学的に興味深いのは、2位価格オークションと1位価格オークションの様に異なる形式のオークションが戦略的同値であり、正しいビッドシェイディングが行われれば売り手の期待収入も買い手の余剰も同一となると...