台北旅行実質最終日

中華職業棒球観戦

台北旅行も明日は帰国するのみとなり、実質的に最終日。せっかくなので、中華職業棒球 (台湾プロ野球) も観戦してみることにする。

試合日程を調べたところ滞在中に台北市内での試合はないので、最も近そうな新竹まで出向くことにする。

新竹中正棒球場へのアクセス

在来線新竹站

台北市内から新竹中正棒球場のある新竹市へのアクセス手段は大きく分けて3つ。

  • 一番おすすめなのは在来線特急の自強號。台北から1時間強で到着する。運賃は180元。在来線の新竹站は新竹市街地の中心地に位置しているので使い勝手が良い。券売機も英語表記があるので楽々
  • 次に台灣高速鐵路 (新幹線) を使う方法。こちらは台北からわずか30分強で到着するが、高鐵新竹駅は市街地から少し離れているのが難。無料シャトルバスが用意されているものの、20分程を要する。なお、運賃は自由座 (自由席) なら215元。こちらも券売機は英語対応あり
  • 他にバスを使う方法もあるが、外人には少し敷居が高い。これはもう少し台湾語を勉強してからにしよう
新竹中正棒球場

新竹站から、新竹中正棒球場へは徒歩で約20分ほど。途中に案内板などは特にないので、自信のない人はタクシーを利用した方が良いだろう。

なお、公式ページの地図では少しわかりにくいが、球場入口は西大路沿いにある。新竹站から北大路沿いに歩いてくると見逃しかねないので注意が必要。

兄弟象 vs. La New熊 @ 新竹中正棒球場

新竹中正棒球場に到着後、当日券を購入して球場入りする。基本的な仕組みが日本のプロ野球と少々異なる。

  • 座席はすべて自由席。席の区分も内野と外野しかない。入場料は、内野250元、外野100元 (子供料金や会員割引もあり)
  • 内野のチケットでネット裏まで入れる
  • 日本のプロ野球と異なり、応援団は内野側に座るのが基本
  • 今回は無事に当日券を購入できたので問題なかったが、やはり可能であれば前売り券を購入したい。しかしながら、購入方法が未だによくわからない
  • ダフ屋の様な存在は見かけなかった
水色のバックスクリーンと電光掲示板
観客席の前にある照明灯

球場に入ってからも、少し異国を感じる点がいくつかある。

  • バックスクリーンは明るめの水色だが、視認性に問題はないのだろうか
  • 電光掲示板が少し貧弱。表示はスコアとカウントだけで、選手名の表示もない
  • 照明灯が観客席の前にあるのが非常に気になる。照明灯の陰になってしまう席もあるように見える
  • せっかくだからとネット裏に座ろうとしたが、ネットの質が悪いのかちょっと見にくい。仕方なく3塁側のLa New熊側の応援席に座ることにする
  • 内野は赤土だが、それ以外は一応芝が入っている。ファウルゾーンには禿げている場所も見受けられるが
  • 試合中に売り子が回ってくることはないので、飲食をしながら観戦をしたい場合は事前に購入しておく必要がある。球場の周りには (というよりも市内のどこにでも) 屋台があるので、適当に購入してから入場すると良い
  • 少し早めに球場入りしたせいか、La New熊のサポーターらしき人からアンケートの様な紙を渡されるが、残念ながら私の台湾語力ではお力になれないので辞退させていただいた
キルビル vs. 南海 (ビジター版)

18:35、試合開始。

  • ユニフォームはどう見てもキルビル対南海 (ビジター版)
  • 全体的に少し大味な野球か。バント処理や投手のクイックなどにやや荒さが感じられる
  • La New熊の鍾承佑の応援歌は暴れん坊将軍
  • ファウルゾーンも観客席も狭いため、場外へのファウルが頻発する。球場のすぐ側にはビルやアパートが建ち並ぶ環境なのだが大丈夫なのだろうか
  • La New熊の打撃コーチに、元巨人の呂明賜がいる

試合後に台北市内のホテルに戻りテレビをつけると、さっきまで見ていた試合の中継が。録画中継は普通に行われているのだろうか

新竹市議會

新竹市議會狛犬 阿
新竹市議會狛犬 吽

新竹市の見所は野球だけではない。

中正路沿いにある新竹市議會の前には見事な狛犬が。

民國紀年52年 (西暦1963年) の作品で、日本風の阿吽があるタイプ。

阿忠冰店の鳳梨氷

阿忠冰店の鳳梨氷

日本はすでに秋めいているが、新竹はまだまだ暑く昼の気温は35度程度。そこで訪れたのが地元の有名なかき氷屋、阿忠冰店。

5階建てのビルがまるまるかき氷屋という、日本人にはなかなか理解しにくい店舗だが、食べてみればさすがにビルを建てるほど繁盛するのがうなずける味。

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