soccer

game

カルチョビットA (アー)

カルチョビットA (アー) のiOS版をプレイ。 過去のコンシューマ版をベースにしており、そのクオリティはお墨付き。試合と育成の繰り返しにやめ時を失ってついつい繰り返し遊んでしまうところに薗部さんのセンスを感じる。ドット絵の出来も良く、ちょこまかと動き回るキャラクタを眺めているだけでも楽しい。 このクオリティでほぼ無料で遊べてしまうのは驚異的。最上位のNリーグで遊ぶためにはNリーグライセンス (1,200円) が必要となるが、それ以外の課金はなし。この設定が絶妙で、Nリーグに...
comic

能田達規, マネーフットボール (6) (7)

前回に続き、完結まで一気読み。 物語が大詰めということもあり数値分析の話題はやや控え目になったが、新たに代理人システムやチーム編成の話題を入れ込んできたところはさすが。
comic

能田達規, マネーフットボール (1) (2) (3) (4) (5)

既刊の5巻までまとめ読み。 種本はサッカー データ革命。数字重視のフットボールをうまくマンガに落とし込んでいる。それだけにとどまらず、あまりマンガの題材として使われないJ2やレンタル移籍といった要素を巧みに織り込んでいる点も見事。
book

クリス・アンダーゼン(著), デイビッド・サリー(著), 児島修(訳), サッカー データ革命 ロングボールは時代遅れか

セイバーメトリクスの普及している野球と比べるとやや出遅れている感のあるサッカーのデータ分析を扱った本。類書のビューティフル・ゲームと比較すると、昨今のトレンドを反映してビッグデータ分析寄り。 ポゼッションの錯覚やチームの弱点強化の重要性など、従来のサッカーの常識をくつがえすような発見も多く、データ好きなら間違いなく知的興奮を得ることができるだろう。おすすめ。
comic

能田達規, サッカーの憂鬱 裏方イレブン (1) (2)

サッカーの裏方をテーマにした連作短編集。 全てのコマからサッカー愛が溢れてくる一冊。orange以来のサッカーの取材が良く活きているのも感じられる。
book

ボールのひみつ 野球、バレー、サッカー、バスケ、テニスetc.様々なボールの歴史や秘密

様々なスポーツのボールに焦点を当てたビジュアル本。写真中心でムックのような味わい。 断面図や製造工程の写真など、眺めているだけでも楽しい。各ボールの歴史的な変遷も押さえられているので、経験者は以前使用していたボールに懐かしさを覚えるかもしれない。
movie

オフサイド・ガールズ

女性のサッカー観戦が禁止されているイランで、それでも試合をひと目見ようとスタジアムに潜り込む女性たち。 日本人の感覚では想像しにくい窮屈な世界ながらも、決して暗くなり過ぎずに女性の逞しさを前面に押し出しているので余韻は悪くない。
book

清水英斗, サッカー「観戦力」が高まる

非常に "文系的" なサッカー解説書。体系的な知識ではなく細かな蘊蓄を得るための読み物。 "ドリブルを観る7の視点" や "キック&トラップを観る6の視点"、"パス回しを観る15の視点" など13章からなるが、それぞれの視点を束ねる全体像が一切無いので、その13章で重要な視点の大半を網羅できているかがわからない。 全ての視点が定性的なものばかりで、定量的な評価は一切ない。一応各視点に当てはまる事例が一つ二つは挙げられているが、それが一般的なものであるか特殊事例であるかはわから...
book

中村敏雄, スポーツルールの社会学

中村敏雄によるスポーツ論考集。 専門としているスポーツルールを表題として掲げているが、内容は近代スポーツにおける人工化やそれに伴う場外も含めた平等を中心に論じている。近代スポーツの創出そのものを人工化の過程とみなし、その行き過ぎを危惧する提言は、まさに現在の状況を言い当てている。おすすめ。
book

トビアス・J・モスコウィッツ(著), L・ジョン・ワーサイム(著), 望月衛(訳), オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く

行動経済学者の視点からスポーツを読み取ろうというという試み。プロのスポーツ選手も審判員もクラブの幹部たちも皆、行動経済学の言うところの損得勘定に (無意識のうちに) 縛られていることがよく分かる。 特に興味深いのは多くの紙幅を割いているホームスタジアムの優位性の原因。今まで良く言われていた通念の数々、観客の声援や遠征の疲れ、本拠地への慣れがほとんど影響していないことを解き明かすくだりは実に痛快。 全体としてデータもしっかりしており、読み物としても文句なしに面白い。強いて難を挙...