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伊瀬勝良(原作), 横田卓馬(漫画), すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (5)

グランプリ京都99を舞台に、かなりラブコメ路線に振ってきた。

今回のプロモカードは当時はまだ現役だった暗黒の儀式/Dark Ritual。新枠なのが少々惜しい。

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正垣泰彦, サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ

経営者の書いた本には珍しく、根性論や精神論ではなく合理的な理論で非常に読みやすい。

  • 店長に売上目標を課さない。売上を決める立地、商品、店舗面積は本社の責任。店長は人件費や経費のコントロールが仕事
  • カテゴリ内の料理の価格差を2倍以内に収めることで、どれを頼んでも無茶な金額にはならないという印象を与えられる
  • 人時生産性 = 1日の粗利益/従業員の総労働時間が大事
  • 食材を買い叩くのは時間の無駄。長期的に考えると、こちらだけが得をするのは不可能
  • 褒めることよりも公正な評価が大切
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蛭子能収, 笑われる勇気

質問者に対して徹底して自分の軸で回答するのが小気味良い。適当に見えて根底にはきちんと自分なりの思想があり、給料を払ってくれるところを一番大事にするという姿勢は清々しい。競艇オチの連続にはさすがに辟易としたが。

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大内征, 低山トラベル とっておき低山30座の山旅ガイド

関東近郊の低山ガイド。日本百名山とはまた少し違った基準で、低山ながらも歴史や物語があり、個性的な山々が選定されている。低山だけあって、公共交通機関からのアクセスが良い山が多いのも嬉しいところ。トレイルランニングのコースを探すのにも好適。

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水野仁輔, 3スパイス&3ステップで作る はじめてのスパイスカレー

書名にもなっている3スパイスとは、ターメリック、カイエンペッパー、コリアンダーのこと。このたった3つのスパイスだけで基本的なカレーを作る方法を伝授してくれる。写真も豊富で、この通りに作ればまずつまづくことはないだろう。水分のコントロールなど、重要なポイントもきちんと押さえられている。巻末のコラムもカレー愛が溢れており、これだけでも読む価値がある。

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小川かりん, もっと! 夜行バスで出かけましょう

夜行バスレポートマンガ。ポップな絵柄で今どきの夜行バス事情を教えてくれる。欲を言えばもう少しボリュームが欲しいところ。

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キャロル・キサク・ヨーン(著), 三中信宏(訳), 野中香方子(訳), 自然を名づける なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか

生物分類学の歴史を俯瞰する啓蒙書。単純に科学者の視点から最新の科学的分類学を押し付けるのではなく、人間の環世界 (umwelt) センスを基礎とした古典的な民俗分類学に敬意を払っているのに好感が持てる。

人間の環世界は、人間が生物界を認知するための基本的な手段だ。世界中どこに住む人々も、魚、鳥、ヘビ、哺乳動物など、共通した生物のグループ分けを持つ。人々はさらに、よく似た生物は兄弟として扱い、生物の姿が連想されるような名前をつけ、民俗分類の属を600以下に保ちウィリスのカーブに従わせる。

リンネの時代、科学者の生物観と一般の人々のそれは一致していた。人間と生物界に深いつながりが感じられた幸せな時代だ。続くダーウィンの時代、進化分類学は進化上の距離と人々が感じるそれが相反する生物を次々と発見した。同じオレンジ色の羽と白い斑点と黒い脈状を持つオオカバマダラとイチモンジチョウは生命の木では離れた枝に位置づけられるが、フジツボとロブスターはどちらも甲殻類でごく近い親戚だ。次いでコンピュータの浸透と共に生まれた数量分類学は、厳密かつ客観的な分類学を提供した。形質の相関に基づく分類は、形質の選択そのものに主観性が残るものの、分類学に新しい視点を持ち込んだ転回点であった。そして現代、科学者たちは分岐学に行き着く。RNA塩基配列による分類は、まったく新しい生命の世界の構造を明らかにした。分岐学は古細菌 (Archaebacteria) という新たなドメインを発見し、動物・植物・菌類などを真核生物 (Eukaryotes) という小さなドメインに押し込み、魚類を葬った。環世界センスと完全に矛盾する分類体系が生まれた。

環世界センスと科学が衝突することは避けられなくなったが、これは環世界センスが不要となることを意味しない。これからも人は主観性と直感に基づいて自然を理解し続けるし、二名法は人が生物界を認識するための基礎であり続ける。

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泉昌之, 食の軍師 (7)

今巻のテーマは朝食。ホテルの朝食バイキングなど既視感があったり、オチも力石頼みだったりするが、それも含めてマンネリが気持ち良い。

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江頭2:50, 江頭2:50のエィガ批評宣言

最近はエガちゃんねるが絶好調の江頭2:50による映画批評。江頭2:50のピーピーピーするぞ!のトークのよりぬきに、書き下ろしの生涯映画ランキングベスト25などを加えたもの。

いつもの勢いだけの映画評かと思いきや、ところどころ芸人視点の鋭い意見が現れるのが侮れない。巻末の特別付録エガちゃんシールも嬉しい。

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米山悟, 冒険登山のすすめ 最低限の装備で自然を楽しむ

北大山岳部出身者による、一歩進んだ冒険登山のすすめ。整備された登山道を “公園” のようなものと断ずるのが心地よい。

イグルーなどの冬山独特の話に紙幅を割いている構成は少々疑問ではあるが、地下足袋の利用や焚き火 (もちろん、”公園” から外れた場所で) など、興味をそそられる部分も多い。

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