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菊池真理子, 酔うと化け物になる父がつらい

アルコール依存症に加えて毒親要素も強めのコミックエッセイ。タイトルでは父だけが取り上げられているが、母も宗教依存。

著者の対処が (専門家目線で) 正しかったのかは分からないが、この環境に耐えて情報を発信したのは驚嘆に値する。

comic

シン・エヴァンゲリオン劇場版

Amazon Prime Videoで全作配信されていたので一気観。Qまでは劇場で観ていたが、内容はすっかり忘れていた。

最終話のシン・エヴァンゲリオン劇場版は相変わらず置いてけぼりを食らうラストではあるものの、純粋に映像だけで楽しい傑作だった。しかしそれ以上に一つの時代が終わってしまった寂しさが胸を打つ。

movie

ポール・ウェイド(著), 山田雅久(訳), プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ

自分の体重を使い体を極限まで開発する技術、キャリステニクスの教本。

関節を痛めやすいウェイトトレーニングを避けて自重トレーニングを行うことを勧めているが、特に自重トレーニングの怪我が少ないエビデンスは示されない。ウェイトトレーニング偏重に問題があることは感情的には同意できるのだが今ひとつすっきりしない。食事もプロテインは不要と主張しているが、こちらもエビデンスはなし。

プッシュアップ、スクワット、プルアップ、レッグレイズ、ブリッジ、ハンドスタンド・プッシュアップの6タイプの自重トレーニングをTHE BIG SIXと呼んで推奨している。各タイプごとに10ステップが設定され、トレーニングを段階的に進められるように工夫されている。いずれのタイプのトレーニングも機材不要でいつでもどこでもできることを売りにしているが、プルアップなど家の作りによってはなかなか難しいメニューがあるのには注意。また一般的なウェイトトレーニングの視点で見るとrepsが多めで、筋肥大の効率の追求よりも機能的な運動能力の向上を目指すためのトレーニングであると感じる。

book

高井浩章, おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密

お金のことをよく知る不思議な人物が一般人にレクチャーする系のマネー本。

あまりガツガツとした金儲け系ではなく、子供向けの社会教育を意識しているのがポイント。

book

ヤン・ビョンソル(著), トラッシュ(訳), 嫌日流

歴史認識には踏み込むときりがないので触れないが、それ以前にマンガとしてまったく面白くないのが致命的。どんな主義主張であってもギャグやユーモアに昇華できていればマンガとしてはアリだと考えているが、ただただ退屈な自説を垂れ流すだけでは読むのが辛い。

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北野一, デフレの真犯人 脱ROE〔株主資本利益率〕革命で甦る日本

やたらと例え話が多くかえって読み辛いが、内容は頷ける部分が多い。

日本のデフレの原因を、グローバル化した株主が世界共通で求める利益率 (ROE) に求めている。この期待ROE (企業側から見ると株主資本コスト) の高さが実質的な金融引締となってデフレを招いているとの論。

book

パオロ・マッツァリーノ, 歴史の「普通」ってなんですか?

今回は “庶民文化の伝統” がテーマとのことだが、例によって脱線ばかりで楽しい。

“伝統” というと大仰に感じるが、著者によるとちょっと長めの流行のことにすぎない。そもそも “伝統” という単語自体がtraditionの訳語として明治時代に作られた言葉であり、日本人が “伝統” という西洋由来の概念を意識し始めてから高々100年程度しか経っていない。こうした視点に立つと、日本の伝統というものの多くが共同幻想にすぎないことに気がつく。

book

Dan Gelber(著), Greg Costikyan(著), Eric Goldberg(著), Allen Varney(編), 沢田大樹(訳), パラノイア トラブルシューターズ・リトル・レッド・ブック

あのパラノイアの邦訳であるパラノイア【トラブルシューターズ】を再編し、プレイヤーズガイドに仕立てたもの。

きちんと「わかっている」人が手掛けており、読み物としても楽しめる作りになっている。装丁も見事に雰囲気を出しているので、電子書籍ではなく紙でどうぞ。

book

詠坂雄二, 人ノ町

詠坂雄二には毎回作風の変化に驚かされる。今回は時代も地域も不明な雰囲気ファンタジーかと思いきや、案外しっかりとミステリーもしている。

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泉昌之, 食の軍師 (8)

ついに完結。とはいえもともと一話完結で明確な最終回があるわけではない。

今回は昼食編だが、前巻の朝食編と特にフォーマットが変わるわけではなく完全にマンネリだが、頭を使わずに読むのには丁度良い。

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