高橋洋一, 統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる
全体の半分ほどの分量を占める第1章は表題通りの統計・確率の話。こちらはベイズ確率、標本、シミュレーションの基本、第一種過誤と第二種過誤など、よく誤って使われている言葉を広くカバーしている。
後半は統計・確率とはほぼ関係のない東電問題や自身の政策の話で、やや寄せ集め感がある。
AZ CKM-001 超極圧・水置換
ロードバイクのチェーンオイルが切れたので、最近評判のAZを試してみた。一言でいうと高コスパ。420ml缶 (14オンス) で1,345円と定番のWAKO’S チェーンルブとは比較にならない低価格だが、使用感は良好。サラサラ系で取り回しも良い。一体型の金属ノズルも嬉しい。
GIRO SYNTAX MIPS AF Matte White / Silver
さすがに耐用年数を大きく過ぎていたので、自転車用のヘルメットを新調。ちょうどヘルメットの努力義務化のタイミングに重なってしまったためか、一部のモデルは品薄傾向。
MIPS対応でAsian Fitを選ぼうとするとあまり選択肢がなく、ほぼGIRO一択となってしまう。それもSYNTAXかSYNTHEか。結局、比較的流通量が多く即納のSYNTAXを選択。
安心感のある作りで、フィット感も良好。特にこれと言った欠点はないが、強いて挙げるならカラーバリエーションが狭いことか。一応6色のバリエーションがあるのだが大半が黒系と濃い青系で、明るめのものが今回購入したMatte White / Silverしかない。夏場や夜間の利用を考えると暑くて視認性の悪い黒系は避けたいので、もう少し派手目な攻めた色があると嬉しい。
青柳碧人, むかしむかしあるところに、死体がありました。
昔話ネタということで一見イロモノのようだが、中身はかなり本格ミステリ。誰もが知っている昔話の設定を活かしたストーリーの妙だけではなく、ミステリとしての作りも密室あり、倒叙あり、クローズド・サークルありとバラエティ豊かで飽きさせない。
サンワサプライ PCプロテクトスーツ ウェットスーツ素材 13.3インチワイド対応 ブラック IN-WETSL13BK
MacBook Pro (14インチ, 2023) 用に購入。
同じラインナップにMacBookプロテクトスーツもあるが13.3インチ用までで、内寸を見るとMacBook Pro 14インチにはかなりキツめ。また、13.3インチ用は長辺をチャックで開く形状なので、Shuttle Daypackに上から差し込む使い方には少々不便。
そこで、汎用PC用の13.3インチ版を選んだ。表記上は13.3インチとなっているが、内寸を見るとMacBook Pro 14インチにちょうど良いサイズ。目論見通りのシンデレラフィット。飛び出し防止の耳がついているのもこのサイズには嬉しい。
小島武夫, ろくでなし 伝説のミスター麻雀、酒と女とカネの無頼75年
小島武夫の著作は多いが、自伝的な作品はおそらくこれが最初で最後。
ミスター麻雀の異名は伊達ではなく、初期の麻雀業界の内幕を知るための貴重な記録となっている。交友関係も多彩な方だったので、当時の芸能人や文化人の麻雀事情がわかるのも興味深い。桜井章一への厳しい評価は噂となっていた確執を想像させるのに十分。
前田浩司, 元営業部長だから知っている 不動産投資 騙しの手口
元不動産営業マンの裏話。かぼちゃの馬車事件直後の出版ということもあり、悪徳不動産業者の話題が中心。
よく言われることだが、そもそも本当のお値打ち物件は市場に出回る前に売れていることを忘れてはいけない。表に出る前に営業マンが、さらに前には資金力のある業者が買ってしまう場合も多い。これさえ覚えておけば、不動産投資にそうそう騙されることはないだろう。その他、売買契約の場所や書類の文言によってはクーリングオフが適用されないなど、実用的なtipsも多い。
麻布競馬場, この部屋から東京タワーは永遠に見えない
twitter生まれの虚無小説。短編集だが、勉強ができる子が背伸びして上京して東京に敗れるという一貫したテーマが流れている。こういった作品が生まれるのはtwitterしかありえないと思わせる。FacebookやInstagramではこうした文学が生まれることは決してないだろう。
板垣恵介, 自伝板垣恵介自衛隊秘録 我が青春の習志野第一空挺団
ネットで断片的に貼られるもなぜか単行本に収録されていなかった幻の作品が、なぜかこのタイミングで突然の単行本化。特に初期作品の方は、刃牙の原点が著者の自衛隊時代にあるというのをひしひしと感じさせてくれる。
老後の資金がありません!
ほぼ同名の小説の映画版。家内が大ファンの松重豊が主演ということで一緒に視聴。服装のおかげか珍しく五郎さんに見えない松重豊に驚く。終盤の超展開もこうしてみると映画向きだったと思う。