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土屋耕一, 軽い機敏な仔猫何匹いるか 土屋耕一回文集

書名のインパクトがすごい回文集。長短様々な回文がこれでもかと続く。あとがき代わりの回文の作り方も嬉しい。絶版になっているのが惜しまれる。
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落合淳思, 漢字はこうして始まった 族徽の世界

3,000年以上前に青銅器に鋳込まれた原初の漢字である "族徽" の入門書。歴史の解説は程々にとどめ、初心者向けのクイズ形式の構成を取っているのが面白く、一気に読めてしまう。
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John Berryman(著), Albert Ziegler(著), 服部佑樹(訳), 佐藤直生(訳), LLMのプロンプトエンジニアリング GitHub Copilotを生んだ開発者が教える生成AIアプリケーション開発

日進月歩のLLMの世界ではあるが、あまり古くならない基礎の部分をしっかりと押さえているので読む価値がある。LLMがあくまでも文章の補完であるという根幹は、当面は変わらないだろう。プロンプトの組み立て方やモデルの制御もこの補完の原則に沿って書かれているので理解し易い。
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小倉博行, ラテン語のしくみ

ラテン語を学びたいというよりはラテン語とはどんなものかを概観したいという気分で読むと、細かな活用型の練習を延々とさせられるのに閉口する。それでも、ラテン語ならではの特徴の話題は楽しめる。
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山田敏弘, 日本語のしくみ

他言語と比較をすると、日本語のどの部分が特殊なのかが見えてくる。日本語を特殊な言語とする言説も多いが、多言語とよくよく比べて見ると特殊なところも普通のところもある言語に過ぎない。敬語表現は珍しいものではないが、謙譲語を持っている言語は極めて少ない格助詞を用いることで自由な語順の文を作れるのが特徴。ただし、自然な文にするにはSOV順にすると必要がある多数の一人称が使われる一方で、単数と複数、過去と完了などをあまり意識しない (厳密には人を指す場合やオノマトペには単複の区別が見ら...
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白井恭弘, 外国語学習の科学 第二言語習得論とは何か

第二言語習得 (Second Language Acquisition) 研究の啓蒙書。第一言語 (母語) 習得はほとんどの人が成功するのに対し、第二言語習得の結果は人によって様々なのはなぜなのか、という疑問に対する研究を複数の観点から紹介してくれる。第二言語習得の成否が単純な知能・知性 (いわゆるIQ) で決まるかというとそう単純なものではなく、知能・知性とは独立した外国語習得特有の適正というものが存在するようだ。また、言語能力というものも、日常言語能力と認知学習言語能力に...
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7 Days to End with You

未知の言語を推理していくなかなか野心的なゲーム。マルチプラットフォームで提供されているが、iOS版でプレイした。ただし、iOS版は新規エンディングが収録されてないとのことなので、PCの前に座ってじっくりプレイできる人はSteam版を選んだ方が良いかもしれない。。ストーリーの詳細はネタバレになるので書かないが、言語の推理ありきのシナリオに感じる。周回を前提とした作りも少々退屈。それでも言語の推理という独自の要素には魅力があり、ピタリと当てはまる言葉が見つかったときの快感は素晴ら...
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斉藤淳, ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語 わが子の語学力のために親ができること全て!

著者の主催するJ Prep斉藤塾への誘導があるので多少のバイアスは仕方ないが、それを割り引いて読めば役に立つ情報も多い。多様な教材へのポインタが示されるので、それを目当てに読むのも良い。英語の音に重きを置いている姿勢は評価できる。フォニックス読みの練習の推奨や、音をベースとして指導している英語塾を選ぶことなどは納得感がある。また、CEFRによる語学力測定やレクサイル指数による本選びなど、この分野では当たり前でもあまり知られていない事柄を一通りさらえるのも良い。
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広瀬友紀, ちいさい言語学者の冒険 子どもに学ぶことばの秘密

言語学者が子供の言語獲得の過程を観察したエッセイ集。子供が日本語の無声音 (濁音) と有声音 (濁音) の対応のずれに気付く様子が実に興味深い。「「は」にテンテンつけたら何ていう?」という大人にとっては簡単な質問に答えられない子供が多いという現象がある。これは種を明かすと、「か-が」、「さ-ざ」、「た-だ」が正しく無声音-有声音の関係にあるのに対し、「は-ば」が全く対応していない音であるため。テンテンの正体を正しく知っている子供こそ答えられないちょっと意地悪な質問である。ここ...
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サンキュータツオ, 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

今どきは国語辞典といってもオンラインのものを使うのがせいぜいという人も多いと思うが、この本は様々な国語辞典の個性や魅力に目覚めさせてくれる。一口に国語辞典と言ってもそれぞれ個性があり、特に後発のものはきちんと差別化を図って作り込まれているのがよく分かる。この手の本での定番とも言える擬人化もあり。