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クリフォード・A・ピックオーバー(著), 川村秀憲(監訳), 佐藤聡(訳), 人工知能 グラフィックヒストリー

広義の人工知能の歴史を俯瞰できる本。原著が2019年の発行のため、LLMは触れられていないが、ディープラーニング (1965年) は取り上げられている。見開き1トピックの構成で、グラフィックヒストリーの名の通り歴史的な画像やイラストが添えられている。画像も含めて出典が一覧になっているのも嬉しい。

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聖飢魔II 地球デビュー40周年 期間限定再集結 大黒ミサツアー 「THE END OF SEASON ONE」

35++執念の大黒ミサツアーFINALは参拝券まで確保していたが、家族が当日に体調を崩したために泣く泣く諦めた経緯がある。そのため、この40周年の大黒ミサこそが私にとっての執念の大黒ミサとなる。

参拝したのは初日の東京ガーデンシアター。聖飢魔IIの信者はセットリストの公開禁止を厳格に守るのでネタバレの心配はないのだが、それを抜きにしてもやはり初日は格別。東京ガーデンシアターはアクセスは今ひとつだが、立体感のある座席構成で見やすいのがありがたい。ショッピングモール隣接で飲食に困らないのも助かる。会場付近は悪魔の姿に扮した信者が多数。それでも治安が悪く感じないのは信心の高さか。

セットリストの内容は書かないが、前回に引き続きのKAMISORI SYUTOや今回初参戦となるRENOファウストといったサポートメンバーも噛み合っており、高齢化が懸念される構成員を上手くサポートしていた。また、サプライズ発表が多かったのが印象的。聖飢魔II VS BABY METAL 悪魔が来たりてベビメタる新譜LP大教典『Season Ⅱ』の発布には会場が沸いていた。物販も充実。家内はちゃっかりとライデン湯沢殿下のテディベアを購入していた。

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広尾晃, データ・ボール アナリストは野球をどう変えたのか

二部構成となっており、前半はプロ野球 (NPB) におけるデータ野球の最新情報を、後半は日米の野球記録の歴史をそれぞれ扱っている。

現代ではセイバーメトリクスやデータ野球を扱う本は多々あるが米国の最新情報を扱ったものが多く、本書のようにNPBにおける導入状況を扱った本は珍しい。各チームのアナリストの採用状況から、トラックマンを始めとする測定機器の導入状況、果ては日本野球学会の動向まで、まさに作者の地道な取材が結実したもの。

数字のスポーツとして楽しめる野球の土台を形作る野球記録の歴史も興味深い。ヘンリー・チャドウィックのボックススコアに始まり “記録の神様” たちが発展させていった歴史も、特に日本における歩みを語る類書は少なく、貴重な記録と言える。

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江口亮介, 本当に家を買っても大丈夫か? と思ったら読む 住宅購入の思考法

タイトル通り、不動産購入を検討している人がとりあえず読むには良い本。ただし、(この本の立ち位置からして仕方ない部分はあるが) かなり不動産屋視点で売らんかなの姿勢が見え隠れする点には注意が必要。

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