philosophy

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岡村恭資, 「アルティメット富裕層」という生き方 経済的な自由を手に入れた超お金持ち達の日常生活

表題にもなっている "アルティメット富裕層" とは、不動産に重点を置いた高資産を有する人とのこと。不動産収入は他の資産よりも安定している (この根拠は本書中では示されない) ために一般の富裕層とは区別しているとのことだが、著者本人が不動産で財を成したという理由が大きいように感じる。 アルティメット富裕層に限定する必要があるかはわからないが、富裕層の感情はよく伝わってくる。何でも持つことができるとなると物欲がなくなる。逆に言うと、欲しい物があるうちは富裕層ではな...
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ロナルド・ドーア(著), 石塚雅彦(訳), 働くということ グローバル化と労働の新しい意味

昨今の規制緩和の波に乗って、国内外の競争が激化し、職場での競争までもが激化している。その中で労働者が仕事と生活のバランスを取って幸福となるには、"働くということ" の意味を真剣に考えなければいけない。本書はその思索に必要なデータ一式と問いが揃っている。
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村上世彰, 西原理恵子, 生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話

西原理恵子が村上先生への聞き手となった投資入門書。村上世彰は生涯投資家の頃からはだいぶ毒気が抜けた印象を受ける。西原理恵子の質問力はやはり大したもので、ただの雑談に見せかけながらきちんと投資の本質を突くツッコミが見事。
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タカ大丸, 貧困脱出マニュアル

問題のある家庭から翻訳者・通訳者としての地位を確立した著者が語る貧困脱出の方法。おすすめの職業として競輪・競艇や相撲を挙げているのは突飛に感じるが、参入障壁が低く収入が高いスポーツというとこのあたりになるのだろう。二世が比較的多い点もそれを裏付けている。
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青木雄二, ゼニの幸福論

マルクス主義者の著者らしく、マルクスの "働くものは儲けず、儲けるものは働かない" という言葉を引き合いに出し、 人間、遊んで暮らすのが最高の幸福である。 という実感を語る。この自然な感情は否定できない。とはいえ、労働の尊さが否定されるものではなく、"人に請われて仕事をすること" もまた幸福を感じるものだ。 現在の生活が幸福かを判定する方法として、エンゲル係数を改良した青木係数を提案している。これは食費と住宅費が消費支出に占める割合を算出したもので...
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小林昌平, その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

現代人の様々な悩みも哲学の歴史から見ればすでに長年議論され尽くしてきたよくある悩みの一つに過ぎない。今現在悩みを抱えている人も、本書からきっとヒントを得ることができるはず。 多数の哲学者をつまみ食いしているため一つ一つは薄めだが、哲学への取り掛かりとしては良い本。
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牧田幸裕, ラーメン二郎にまなぶ経営学

ジロリアンでもある戦略コンサルタントによる、二郎を題材にした経営学の入門書。マーケティングの比重が高め。 非ジロリアンから見るとさすがに二郎を持ち上げ過ぎに感じるが、二郎という "尖った" お店を素材にした解説はわかりやすい。
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えらいてんちょう, しょぼい起業で生きていく

小規模で低コストな "しょぼい企業" のススメ。 コストを最小限に抑えながら、とりあえず始めてみることの重要性が説かれる。ネット起業ではなく店舗を持つことで社会的ステータスを高めることを推奨しているのが特徴的。店と生活を一体化させるコスト削減、準備資金の集め方など実践的な内容も豊富。
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ダニエル・コーエン(著), 林昌宏(訳), 経済成長という呪い

高々2世紀前に始まった "経済成長" というアイデアが持続可能なものであるのかを問いかける。人類史をなぞってみると、AIを含むデジタル革命が継続的な経済成長をもたらすような簡単な問題ではないことがよく分かる。
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田中慎弥, 孤独論 逃げよ、生きよ

15年間の引きこもり生活の後に小説家としてデビューした著者が、その間に向き合っていた孤独を論じる。 外圧による思考停止 (これを著者は奴隷状態と呼んでいる) に陥らないため、意識的にいまいる場所から逃げ、冷静な頭で能動的に将来のことを考えることが必要。この過程で、孤独と向き合い、不安に耐え、思考を強化することは避けられない。
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