山田寛英, 不動産投資にだまされるな 「テクニック」から「本質」の時代へ

不動産を専門に扱う会計士が、最近のサラリーマン大家さんブームに警鐘を鳴らす。

よく “不動産投資” と言われるが、その実態は不動産賃貸業の起業。商売である以上、完璧な必勝法などなく、法律や制度、社会の変化に敏感な人でないと勝ち目はない。

不動産事業は立ち上げの最初期がもっとも苦労するが、代々の不動産オーナーはすでに軌道に乗っており、全く異なる存在。そういった人々はまた当たり前のように王道的な知恵や工夫をも受け継いでいたりする。不動産事業を始めるということは、その新規参入者にはとことん不利な事業でプロと対峙するということ。

ローンを使う不動産投資の怖さは、一度はじめたらそう簡単にやめられないということ。もともと不動産投資はある程度の資産を築き手元に潤沢な現金を持つ豊かな投資家が手掛けるもの。ゼロから始めてうまく行っているのは、本業が不動産に関わる人くらい。

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