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三菱電機 冷蔵庫 MR-WZ55K

転居に伴い、14年物の冷蔵庫を更新することにした。そろそろパッキンが劣化していることに加え、設置場所の都合により現在使用している幅700が入らないため。幅650で550リットルクラスの売れ筋をと選ぶと三菱電機となる。すでに市場には後継のMR-WZ55Mが出回っているが、価格で型落ちのMR-WZ55Kを選択。主要機能には差がない。実際に使った印象は、基本機能がしっかりした質実剛健な冷蔵庫。ただし、インタフェースはもう少し改良の余地があるように感じる。騒音はほぼなく快適。冷却性能...
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ASAPIN, 新次元麻雀 場況への実戦的対応とケイテンの極意

細かいテクニックが多いが、引き出しを増やすには良い本。牌効率などの基礎をしっかりと身につけてから、さらに一歩上を目指したい人にはおすすめできる。表題通りケイテン (形聴) に多くのページを割いているなど、微差でラスを逃れるのが重要な天鳳に特化している点には注意が必要。
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坂本伸二, デザイン入門教室 特別講義 確かな力を身に付けられる 学び、考え、作る授業

紙を中心としたデザイン本。デザインの素人は単純の要素同士を揃えて配置しろと言われても単純な四角い写真の配置以上のものがあると固まってしまうが、形の異なる要素の配置など迷いがちなところを手取り足取り説明してくれるのはありがたい。基本ルールだけでなく、BEFORE/AFTERの作例も豊富でわかりやすい。
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吉本佳生, 金融工学の悪魔 騙されないためのデリバティブとポートフォリオの理論・入門

かなり噛み砕いたデリバティブの入門書。デリバティブを構成する先物取引、スワップ取引、オプション取引が一通り理解できる。細かな数式は用いず、大まかな確率分布 (例えば円相場予想の説明では5円刻み) のみで説明するので、数学が苦手な向きでも大筋は理解できるだろう。確率分布をきちんとした対数正規分布に置き換えたところで大勢に影響はない。FX普及前の書籍のためそのあたりには言及していないが、外貨預金や住宅ローンといった身近な活用例も触れられている。
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本棚の話

本は減らない自宅の書斎はすでに本に埋もれている。天井までの大型の本棚が5台設置されてはいるものの、そんなものはとうの昔に使い果たし、溢れた本は段ボールに詰め込まれて宅内の収納に分散して置かれている。容積、重量、どの点から見ても対策が必要な状況である。もちろん本自体を減らすという抜本的な対策が必要なのは重々承知であるが、その試みはいずれも挫折してきた。もちろん読み返すことがない本は随時処分しているが、保存する必要がある本は日々増える一方である。電子書籍への移行は何度か試みてはい...
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齋藤繁, 院長が教える 一生登れる体をつくる食事術

登山に特化した部分は少なめで、一般的な栄養学がほとんど。後半のレシピ集は水増し感がある。
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成毛眞, 本棚にもルールがある ズバ抜けて頭がいい人はなぜ本棚にこだわるのか

だいぶ思想が強めで、読む人を選ぶ本。読書とは純粋な楽しみのために読むことではなくビジネスに役立つ情報を仕入れることである、社会人として読むべき本のジャンルというものがある、文芸作品やコミックは頭から通しで読むだけなので本棚に保管する必要はない、本棚は自分がどう見られたいかを表すものである、といった思想に素直に共感できる人ならばおすすめできる。そうした思想はさておき、テクニックとしては参考になる部分はある。新鮮な本棚、メインの本棚、タワーの本棚 (辞書や事典、名言集などのよく使...
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橘玲, テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想

技術の裏付けを得て先鋭化するリバタリアンの物語。テクノ・リバタリアンの思想そのものに加え、それを推し進めるイーロン・マスク、ピーター・ティール、サム・アルトマン、ヴィタリック・ブリテンといった人物を生い立ちから追っているのも興味深い。彼らがたどり着いたユニヴァーサル・ベーシックインカム (USI) や共同所有自己申告税 (COST) といった政策案も押さえられてており最新の事情も掴める。
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真崎庸, ご飯の炊き方を変えると人生が変わる

著者は新井薬師前の日本料理店 "柾" の店主。タイトル通りご飯の炊き方の本だが、さすがにそれだけでは分量は少なめで、後半の出汁やおかずの話を除くと小冊子に収まる程度。数多の料理本と異なり、属人性を極力廃して再現性を上げるための工夫がなされているのが工学的で良い。火力は強火と蛍火のみで、微妙なさじ加減となる中火や中強火は使わない。人間が判断しなければならないのは沸騰したか、泡立ちがおさまったかだけで、あとは時間で管理する。余計な工夫をせずに本書に従えば誰でも安定したご飯が炊ける...
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ジェフリー・ケイン(著), 濱野大道(訳), AI監獄ウイグル

様々なディジタル技術を駆使した監視により監獄となったウイグルの告発本。日本語版の表題にAIと入っているのはマーケティング上の理由かと思われる。AIは監視を実現する要素技術の一つに過ぎず、、実際には保甲制度を始めとするアナログな末端の監視制度が担っている役割が大きい。原著のThe perfect police stateのほうが内容をよく表している。衝撃的な内容だが、彼の国のことなのでさもありなんと言ったところ。原著はすでに3年前の出版なので、現在ではさらに自体が悪化しているの...