fukumoto

book

大山倍達, 強くなれ! わが肉体改造論

あのマス大山が語る身体鍛錬法。食に関する話題が占める割合が大きいが、素朴な自然食信仰であり、あまり科学的な裏付けはない。単純な事実誤認 (カール・ルイスがロサンゼルス・オリンピックの三段跳びで優勝した、など) も見られるので、編集にもう少し仕事をして欲しかったと思う。精神論的な部分には共感できる部分もあるので、そちらを中心に楽しむのが良いかもしれない。
book

小林弘人, 新世紀メディア論 新聞・雑誌が死ぬ前に

出版の未来を語った本。従来の新聞や雑誌に携わる人々を想定読者に置いているように見える。大筋は納得できるが、他の書籍や記事でも語られているような内容が多く、驚きは少ない。カタカナ語が非常に多いのでルー語を読んでいる気分になるのがやや難。
comic

蒔野靖弘, 蒔野靖弘の世界のてきとー料理ショー

COMICリュウの連載に加筆してまとめたもの。地方に居ながら世界の料理を作るという企画は悪くないのだが、あまりにも低予算過ぎて活かしきれていない感がある。レシピ自体は実用的で悪くない。
comic

芝崎みゆき, マヤ・アステカ遺跡へっぴり紀行 メキシコ・グアテマラ・ホンジュラス・ベリーズの旅

いつもの古代文明解説とは異なり、旅行記に重点を置いた一冊。もちろん遺跡の解説もあるのだが、それ以上に旅のエピソードが楽しい。
diary

東飯能~天覧山~多峯主山~久須美坂~天覚山~大高山~前坂~吾野

少し疲労がたまっているので、軽めの練習として飯能アルプスへ。アップも兼ねて東飯能から走り始める。行き掛けの駄賃で天覧山へ天覧山手前の飯能恵比寿神社では恒例らしい骨董市が開かれていた。天覧山はよく整備された公園で、普段着の地元民や犬の散歩もいる。それでも景色は良く、飯能市内が一望できる天覧山を駆け下り、多峯主山へ。経路にはまむしに注意の看板も。多峯主山あたりまではまだ公園の雰囲気が残り、軽装の人も見られる久須美坂へは少しずつトレイルらしくなってくるが、西武が宅地開発を進めている...
book

武元康明, ヘッドハンターはあなたのどこを見ているのか

サーチファーム・ジャパンの代表によるヘッドハンターの紹介本。いわゆる登録型ではなくサーチ・スカウト型の方。ところどころポジショントーク的なところや広告臭さがあるが、それを差し引いても自分の仕事を見直すきっかけとなる良書。各種のエピソードも、読み物として面白い。
comic

筒井哲也, 予告犯 (2) (3)

前巻に引き続き、一気に読んでしまった。まだまだ引っ張れそうな作品を潔く締める構成が見事。最近のダラダラと続くマンガには見習って欲しい。
book

石毛直道(監修), 吉田集而(責任編集), 講座 食の文化 第1巻 人類の食文化

味の素食の文化センターの設立10週年を記念して企画されたシリーズの一冊目。人類の食文化という非常に大きく野心的なテーマを掲げており、地理や歴史はもちろんのこと、考古学から言語学まで様々な方面から仁るの食文化を捉えている。著者陣も非常に豪華で、その道を代表する面々ばかり。気軽に手に取る種類の本ではないが、食に興味がある方はぜひ一読して欲しい。食を捉える視点が広がることは保証できる。
comic

井田ヒロト, お前はまだグンマを知らない (1)

くらげバンチの連載を書籍化したもの。言ってしまえば一発ネタなのだけれど、ムダに高いテンションとマンガの上手さが相まって一気に読ませてくれる。
product

山と高原地図

定番の昭文社の山と高原地図がスマートフォンアプリとなっていたので試してみた。試してみたのはiOS版。Android版との違いは分からない。アプリ自体は無料で、山域ごとの地図を個別に購入する方式。地図は各500円となっており、紙の地図の半額。既に紙の地図を持っている場合でも、割引などはなし圏外でも利用できる点が嬉しい。奥武蔵の里山でも、携帯圏外の場所は多いGPSを利用して、地図上の現在地を示してくれる。ただし、山間部で誤差が大きくなる地域があるのには注意経路の記録も取れる。結果...