fukumoto

comic

大和田秀樹, ムダヅモ無き改革 (4)

バカさ加減は全く衰えず、むしろ勢いを増すばかり。いったいどこへ着地させようとしているのだろうか。
book

斎藤美奈子, 戦下のレシピ 太平洋戦争下の食を知る

戦時中の記録のうち、婦人雑誌のレシピに目を付けたのは見事。ただし、資料をまとめましただけで終わってしまっているのが少し残念。この手の企画には、実際に試作・実食しての評価を期待してしまう。巻頭カラーに少しだけ当時のレシピに沿って調理した写真が掲げられているが、あまり本文とリンクしていない。
diary

第2回道志村トレイルレース

昨年に続いて、今年も懲りずに道志村トレイルレースに参戦。相変わらずアクセスの良くない会場だが、2回目ともなると勝手知ったるもの。昨年と同様に、道志温泉日野出屋さんに宿泊する。実は昨年の帰り際に、同室の参加者とともに予約を入れておいた :-)日野出屋のご主人に、他の参加者とともに中央本線の藤野駅で拾ってもらった変わらずアットホームな宿で安心する。お子さんもいつの間にか大きくなっていた同室の参加者も見た顔ばかり。合宿の様で楽しい昨年と異なり見事な晴天だったが、コースの厳しさは相変...
book

白輪剛史, 動物の値段

著者のような動物商にとってはその値段は当たり前のことかも知れないが、素人の持つイメージとの乖離は実に大きい。動物というナマ物の値段が、単なる希少度だけではなく、需給関係、飼育コスト、輸送難易度、繁殖難易度、規制など様々な要因に左右されることがよく分かり実に興味深い。
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橘玲, 亜玖夢博士のマインドサイエンス入門

経済学の次はなんと脳科学。そうきたか。言ってしまえばSFに入る様な内容で、出てくるネタはそれなりに実現可能性があるものが中心。経済学のときと同様に各技術の本質をよく掴んでいると思うが、少々詰め込み過ぎな感はある。
book

と学会, トンデモ本の世界Q

さすがにややマンネリ気味ではあるが、それでも読んでみればそれなりに楽しめるのは大したもの。
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齊藤正明, 会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ

実際にマグロ船で働いた人が書いた本の様に見えるが、実は40日ほどマグロ船に見学者として乗り込んだだけ。とはいえ、それでもマグロ船の人々の言葉にはいくつか気付きがある。普段あまり接点のないマグロ船の生活も興味深い。
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若林亜紀, 独身手当 公務員のトンデモ給与明細

暴露本としては面白いのだけれど、その域を超えるものがない。ただ興味を引きそうな事例を集めて並べただけで、主張というものが感じられない。
diary

外秩父七峰縦走 (逆回り)

1年ほど前に走った外秩父七峰縦走に再挑戦。今度は逆回りで寄居からスタートまずは寄居から中原平経由で釜伏峠へ。普通の市街地のジョギングからゆるゆると走り始めるのは悪くない秋山のあたりからは舗装路をダラダラと登っていくことになる。緑が多いのだけが救い中原平の展望台からは北埼玉が一望できる。距離的にも最初の小休止を取るのに丁度良い釜伏峠からはようやくトレイルに入る。登谷山や皇鈴山は車道が近くまで入っているせいか、金属の手すりや東屋などもありちょっとした公園の様な雰囲気秩父高原牧場 ...
book

ヘンリー・ペトロスキー(著), 忠平美幸(訳), フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論

少々狙い過ぎな邦題 (原題は "The Evolution of Useful Things") な気もするが、内容も翻訳も非常に真っ当。表題の食器類の他に、ペーパークリップ、ファスナー、プルタブなど、身近な実用品の進化の歴史を追うことで、"形は機能に従う" という定説を見直そうという試み。デザインに少しでも関連のある仕事をしている人ならば読んで損はない。