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小淵沢のワイン工場

お仕事で上諏訪へ行った帰りに小淵沢のワイン工場に立ち寄り見学。見学はそこそこに、ひたすら試飲。少し軽めのワインが多いが結構好みの味なので数本お土産に購入。
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内田百けん, 第一阿房列車

なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪へ行って来ようと思うの出だしで有名な旅行記。特に目的のないユルい旅に、内田先生とそのお供であるヒマラヤ山系のトボケた掛け合いと、脱力しながらもクスクスと楽しめる。
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新潟出張

お仕事で新潟へ出張。新潟は実は初上陸。新潟駅前は思っていたよりも栄えていたが,まさにミニ東京と言った感じで,不便ではないが面白くもない深夜の終電後に新潟駅の万代口側から南口側へ抜けようとすると、ものすごい大回りを強いられるのは勘弁して欲しいさすがに魚と米は美味しい上越新幹線はトンネルばかりで、通信が途切れる区間が多い。仕事をするなということだろうMaxではないほうのときの各車両の最前列の座席は,まともなテーブルがないのでPCを使うのに非常に不便。仕事をするなということだろう
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中村秀樹, これが潜水艦だ 海上自衛隊の最強兵器の本質と現実

さすが元海自の潜水艦長が書いただけあり、潜水艦の存在意義からその実体まで良く押さえられている。所々、身贔屓が過ぎる所や自衛隊批判が鼻につくが、これも愛の鞭だろう。潜水艦の入門書としては間違いなくおすすめできる。
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冷泉彰彦, 民主党のアメリカ 共和党のアメリカ

米国の二大政党の仕組みとそれぞれの対立軸は良く取り上げられるが、その原則では説明できないねじれの部分も多い。例えば共和党は小さな政府を指向しているにもかかわらず、なぜ小ブッシュ政権はあれだけの財政赤字を積み重ねてしまったのか、など。そういったねじれにいたった経緯や、歴史的な対立軸の推移などがきちんと押さえられているのは外国人にはありがたい。
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我孫子武丸, 殺戮にいたる病

実は全然読んだことのない ("かまいたちの夜" は一度だけプレイしたけど) 我孫子武丸の代表作とのことで読んでみたが、気持ちよく騙され、最初に戻っての二度目の読書を楽しんだ。あまりミステリには詳しくないが、今はこの種の作品がトレンドなのだろうか。
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松原岩五郎, 最暗黒の東京

1893年に出版された "最暗黒之東京" を底本に、新仮名遣いに改め再編集されたもの。著者の松原は文学者でもあったため少々文章が走りすぎるところもあり、単なるレポートと言うよりは記録文学といった趣。場末の木賃宿、貧街、残飯屋、人力車夫など、明治時代の日本の底辺の記録が生々しく、とても高々100年前のこととは思えない。この時代の数少ない下層社会の生の記録であるので、ぜひとも読んで欲しい。
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奥野修司, 沖縄幻想

癒しの島、長寿社会といったイメージを持たれることの多い沖縄。そのイメージの裏にある実体は、3K産業 (観光、公共事業、基地) だよりの経済だった。そういった実体を受け止めた上で、沖縄をどう開発して行くべきかの論は、沖縄に対する愛が感じられて実に興味深い。なお、本書には同じ著者によるに関する記述が所々に出てくるので、併せて読んでみた方が良いかもしれない。
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おんたけスカイレース

先日の富士登山競走は出張で出場できなかったので、その代わりとしておんたけスカイレースに出場してみた。木曽福島はさすがに少し遠い。特急しなのが停まるのだけが救い地元はあまり協力的ではない様子。木曽福島駅で他のレース参加者と一緒にバスに並んでいると、バス会社の人に「今日は何かあるの?」と聞かれる始末参加者はどこかで見たことのあるような人が多い。話をしてみても、この間は北丹沢を走ってましたという人ばかりレースの拠点となる王滝村の "島崎藤村ゆかりの宿" というコピーの旅館に宿を取っ...
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上杉隆, 世襲議員のからくり

なぜ世襲議員が生まれるのかという理由として、政治資金管理団体の非課税相続、後援会組織の世襲、看板の世襲の3点が解説されており非常にわかりやすい。中でも、政治資金管理団体の非課税相続については知らない人も多いと思うので一読をおすすめする。ただし、肝心の世襲議員がなぜダメなのかについての考察が不十分。一部の世襲議員の問題行動を取り上げて叩いているだけで、非世襲の議員と比較しての客観的な評価がされていない。本書の内容とは関係ないが、ブックオフオンラインでこの本を購入したら、上杉氏か...