comic 白正男(作), 山戸大輔(画), テコンダー朴 (5) (6) 単行本がコアマガジンに移籍し新装版となった際に収録話数が変更となったため、青林堂版の3巻の続きがこのコアマガジン版の5巻からとなる。しばらくはネットのネタが続き食傷気味だったが、ここに来て皇族関係のネタを突っ込んでくるなど昔の暴走気味の勢いが戻ってきたように感じる。 2021-04-28 comic
book 金田淳子, 『グラップラー刃牙』はBLではないかと1日30時間300日考えた乙女の記録ッッ noteの連載に加筆して書籍化したもの。腐女子特有の異様なテンションの文章に圧倒されるが、それだけにとどまらないのが本書のすごいところ。本職の研究者だけあって、BL、ネット文化、マンガ史など様々な分野の知識が溢れており、脚注を読むだけでも一苦労なボリューム。BL方面は好き嫌いが分かれるとは思うが、刃牙とBLのどちらか片方だけでも興味がある人は是非手にとって欲しい。 2021-04-24 book
book 卍, 馬券裁判 競馬で1億5000万円儲けた予想法の真実 内容は薄めで、予想法自体の話はほとんどなし。馬王を使っていることは明記されているが、その他は以下のような記述が見られる程度。今までの「強い馬を買う」という予想スタンスから、「過小評価されている馬を買う」という予想スタンスへ変化していきました。私は、休日を利用して数か月かけて、思いつく様々なファクターを検証し、最終的に約40のファクターを採用することにしました (これらのファクターに基づいてユーザ得点の計算式を補正することにしました)。裁判の過程の記述もあっさりしたもので、当事... 2021-04-20 book
book 服部昇大, 邦画プレゼン女子高生 邦キチ! 映子さん (5) 今回も描き下ろしは1本のみだがお布施として買う。5巻まで来てもネタ切れ感がなく、安定のクオリティ。ラブコメ方面に行きそうで行かないのも良い。 2021-04-18 book
comic 九井諒子, ダンジョン飯 (10) 狂乱の魔術師のストーリーも佳境に入りシリアスな局面が増えてきたが、そんな中でもボーパルバニー編でしっかりとユーモアと料理を入れてくるバランスには天才的なものを感じる。 2021-04-15 comic
book 土井善晴, ふだんの料理がおいしくなる理由 「きれい」な味作りのレッスン 一見よくあるレシピ本だが、「きれい」な料理がおいしいという思想が根底に流れているのがミソ。多分に精神論的ではあるが、「きれい」なお料理というのは、「食べ頃」をとらえたお料理でもあります。カラリと揚がったきれいなキツネ色のあじフライをおいしそうに感じるのは、それが「食べ頃」を示しているから。目玉焼きの白身のまわりのチリチリも、食べておいしいと感じる火の通り方になっている合図だし、じっくり煮た大根のべっこう色も、味がそこまでしみているというしるし。自分の目で見て「きれいだな」と思... 2021-04-11 book
book 合田真, 20億人の未来銀行 ニッポンの起業家、電気のないアフリカの村で「電子マネー経済圏」を作る 日本植物燃料株式会社を創設した合田真の自伝。細かいビジネスの話の前に、"新しいお金のものがたり" と称する新たな経済構造の仕組みを提案しているのが興味深い。歴史上散見される金利の禁止が、現代のような資源制約期 (原油生産量がピークを迎えている) では合理的だと論じる。この思想が複利で稼ぐのではない収益分配型モバイルバンクのビジネス立ち上げにつながっている。 2021-04-05 book
book 神永正博, 食える数学 博士号取得後に民間の研究所へ務めた経歴から、現場での数学の役に立たなさをユーモアたっぷりに語るエッセイ集。もちろん本当に数学が役に立たないというわけではなく、証明をメインとする "数学科数学" が工学ではそこまで必要とされていないという話なのだけれど。 2021-04-01 book
book 田中久美子(監修), #名画で学ぶ主婦業 主婦は再びつぶやく Twitterで流行した主婦業あるあるをまとめたネタ本。元がネットの投稿ネタのため、どこから読んでも気軽に楽しめる。の続編だが、気付かずにこちらから読んでしまった。 2021-03-25 book