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田中クミコ, ハラヒロシ, ハヤシアキコ, ヤマダジュンヤ, クイズで学ぶデザイン・レイアウトの基本

クイズ形式で気軽に学べるデザイン入門書。本当の初心者を対象としているためか難易度はかなり低めで気軽に読める。
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川添愛, 白と黒のとびら オートマトンと形式言語をめぐる冒険

おそらく世界初のオートマトン小説。有限オートマトンから始まり、プッシュダウンオートマトン、線形拘束オートマトン、チューリングマシンといった情報工学の理解に欠かせない理論を小説形式で楽しく学べる。特に序盤は一番の基礎となる有限オートマトンを噛んで含めるように説明してくれるので、初学者にもお勧めできる。中盤以降はやや駆け足な印象があるが、一つ一つの課題を主人公とともにじっくりと解いていけば決して理解できない内容ではない。
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たかや健二, ぼくの藤子スタジオ日記 完全版

ぼくの藤子スタジオ日記に未収録の原稿をすべて追加したまさに完全版。合計224ページの大ボリュームで、装丁も商業誌並みとなった。藤子FCネオ・ユートピアより通信販売で購入。追加された原稿は、手塚治虫、方倉陽二、羽中ルイ、えびはら武司といった藤子スタジオに縁のあるレジェンドが続々と登場するもの。食道ガンで未完のままとなっている原稿が掲載されているのが悲しい。
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ジョン・マコーミック(著), 長尾高弘(訳), 世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

計算機科学の啓蒙書。アルゴリズムを解説した本は数多あるが、本書は普通のコンピュータユーザが毎日使っており具体的な問題を解決するアルゴリズムに絞ったのがミソ。これにより、プログラミング上のテクニックや汎用的過ぎるアルゴリズムが振り落とされ、普通のコンピュータユーザも興味を持てる内容に仕上がっている。こうして絞り込まれたのは、検索エンジンのインデクシングやページランク、誤り訂正符号、データ圧縮、データベース (トランザクションによる一貫性) といったどれも身近に感じられるアルゴリ...
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平本久美子, やってはいけないデザイン

初心者向けのデザイン入門書。素人がやりがちな間違いを広く網羅しており、自分もやってしまっている間違いがいくつも見つかった。そのまま使える改善案が載っているのも嬉しい。
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水島弘史, 水島シェフのロジカルクッキング 1ヵ月でプロ級の腕になる31の成功法則

水島シェフの著作を手にするのは美味しさの常識を疑え! に続いて3冊目。塩加減、火加減、毒出しの基本に基づく31のレシピ集。いずれも馴染み深い料理ながら、食材の重量に対する厳密な食塩量、弱火や弱い中火を基本とした火加減、低温での毒出しを徹底している点が他のレシピ集とは一線を画している。
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いしたにまさき, ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である

ネット上で活躍しているブロガー、文化人、エンジニア、著名人ら110人へのアンケートとその分析。アンケート結果の生データをそのまま掲載しているのは珍しい。そのまま読むには少々退屈だが、興味がある人の回答を読めるのは嬉しい。回答は雑多で明確な傾向を見出すのは難しいが、数少ない共通点が継続ということ。コンテンツの蓄積による情報の厚みがネット上では力になる。
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三井誠, ルポ 人は科学が苦手 アメリカ「科学不信」の現場から

創造論を信奉するキリスト教根本主義や温暖化をでっちあげと批判する大統領など、米国を覆う科学不信に迫ったドキュメンタリー。これらの科学不信の原因は知識の有無ではないかと思いがちだが、問題はそう単純ではない。そもそも人が知識に基づいて理性的に行動する存在というのが思い込みで、何かを決めるときに理性に頼る啓蒙主義も18世紀から広がった最近の流行に過ぎない。学校の先生から教えられた直感と反する進化論よりも、最も身近で信頼できる親から教えられ直感にも合う創造論を信じてしまう子供がいるの...
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鈴木優, 1秒で見抜くヤバい麻雀心理術

最近はネット麻雀出身者によるデジタル寄りの麻雀戦術本の出版が盛んだが、それとは一線を画したリアル麻雀の戦術書。視線や表情などの仕草、打牌のリズムなどの情報に特化した本は唯一無二と言って良い。
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坂本雅之, ゲームシナリオのためのミリタリー事典

"ゲームシナリオのための" と付いているが、初心者向けの軍事入門書としても悪くない。細かい記述ミスは多々あるものの、最初に大筋を掴む用途であれば問題ない程度だと思う。