review

game

逆転裁判5

iOS版が出ていたので逆転裁判5を遊んでみる。第1話は無料で、その後はコンテンツ課金するタイプ。iPhone 5s + iOS 7.1.2でバージョン1.00.01をプレイしたが、一度だけ謎の強制終了があった他は安定して動作した。操作性も良く、特にバックログが実装されたのはありがたい。シナリオは巧舟ではないが、過去作品のキャラクターも良く生かしており、素直に楽しめる。主人公3人の使い分けも見事。強いて挙げるなら、勝負所の選択肢前のヒントがやや親切過ぎ、難易度を下げ過ぎてしまっ...
book

井川意高, 熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録

大王製紙事件の当事者による手記。期待していた賭博者の心理の描写は少なめで、自分史が多くを占める。生い立ちは興味深くもあるが、夜の街での有名人との付き合いの話が続くのは少々辟易する。
book

さくら剛(著), しりあがり寿(イラスト), 三国志男

三国志が好きすぎて中国の三国志遺跡を旅してしまった男の旅行記。著者はかなり濃い目の三国志ファンながら原点が横山光輝や光栄にあるので、私のようなライトなファンにも共感しやすい。一昔前のテキストサイトを思い出させるフォントいじりは好みが分かれるか。
comic

Caleb Melby (Written by), JESS3 (Concept, Design, Illustration), The Zen of Steve Jobs

Steve JobsとKobun Chino Otogawa (乙川弘文) の交流を描いたマンガ。出来過ぎた話が多く、どこまでが史実でどこからが創作がわからないが、読み物としては文句なし。日本のマンガとはまた違ったデザインも良い。
book

ポール・コリアー(著), 中谷和男(訳), 最底辺の10億人

いわゆる開発途上国よりも悲惨な状況に置かれ、成長への道筋が見えない国々の問題点を探る。紛争の罠、天然資源の罠、内陸国の罠、悪いガバナンスの罠といった典型的な問題を解説した上で、その解決策を提案していく構成。統計データによる裏付けも豊富で、読んでいて腹落ちする。個別の国の微細な議論に陥ることなく、より高い視点から問題を捉えようとする姿勢も良い。
book

東海林さだお, 偉いぞ! 立ち食いそば

表題になっている立ち食いそばネタは、富士そばの全メニュー制覇に挑もうというもの。今時どこかのブログなどでやっていそうなネタではあるが、それでも読ませてしまうのがキャリアの違いか。他にも駅弁『奥の細道』など、小ネタが充実。
book

白井友次(監修), 自転車のメンテナンス

フルカラーの自転車メンテナンス入門書。ロードバイクだけではなくマウンテンバイクにも対応。日常のメンテナンスに必要な項目はほぼ網羅されている。写真が豊富なのも初心者にはありがたい。
comic

施川ユウキ, オンノジ

ある日突然ひとりきりで世界に残された少女の物語。と言っても悲壮感はなく、ほのぼのした日常ギャグが繰り広げられるのが新鮮。要所要所でホロリとさせてくれるのも良い。
book

渡辺靖, アメリカン・コミュニティ 国家と個人が交差する場所

ゲーテッド・コミュニティ、ビッグスカイ・カントリー、メガチャーチなど、現代のアメリカの大きな問題を象徴するコミュニティへの訪問記。各コミュニティの滞在期間は短いが、その特徴はよく伝わってくる。読み物としても申し分ない面白さ。各コミュニティの総括は終章で語られるが、これは紙幅が限られていることもあってか、やや消化不良な印象。
comic

茨木保, がんばれ! 猫山先生 (2)

がんばれ! 猫山先生の続編。相変わらず医師のリアルな内情が見られて興味深い。ところどころ、時事ネタが風化しているのが残念か。