review

comic

亜樹直(作), オキモト・シュウ(画), 神の雫

ワイン蘊蓄マンガ。とりあえず知人からいただいた10巻までをまとめ読み。 ワインの入門書としては良いかも知れないが、マンガとしてはストーリーのご都合のためだけの各種設定がアレすぎて登場人物に感情移入できる余地がない。ワインの表現もややクドい。
comic

中祥人, パスタの王国

1巻完結の作品に色々と詰め込みすぎて消化不良。 もう少しページに余裕のある長期連載だったらと惜しまれる。
book

水島弘史, 今日からおいしくなる洋食のシンプルルール

いわゆる普通の料理本と一線を画しているのは、ただのレシピブックではなく全ての料理の共通する基礎をきっちりと押さえているところ。 扱っているのは、火加減、塩加減、切り方の3つの基礎的なルールだけだが、今までその基礎がいかに出来ていなかったかを思い知らされた。自己流でそこそこ料理ができていると思っている人にこそぜひ一度読んで欲しい。
book

野中柊, きらめくジャンクフード

キャッチーなタイトルの本をもらったので読んでみたが、中身がスカスカだった。 食の専門家ではない様なので、身の回りの体験談ばかりになるのは仕方ないとは思うが、それでいてエッセイとしてちっとも面白くないのはどういうことか。
book

谷岡一郎, はじめての刑法入門

著者買いだが、他の著書に比べると少々キレがないか。 雑多に盛り込みすぎで、散漫な印象。この著者ならば、賭博罪あたりに絞って一冊書いてしまった方が魅力的だったのではないか。
book

中野京子, 怖い絵3

このシリーズもついに完結編。 シリーズを通じて、絵画の見方が学べたのは有意義だった。 現代芸術はともかくとして、近代以前の絵画はきちんと時代背景を学ばないとその本当の怖さは分からない。
movie

トイ・ストーリー3

トイ・ストーリー3。 ここのところ映画を観に行く時間がなかったのだけれど、これだけは見逃せないと思い、仕事後にユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷のレイトショーへ。もちろん3D上映。 前作の公開からは既に実時間で10年以上が経過しているが、その時間経過を見事に生かした脚本に恥ずかしながら涙してしまう。この種のテーマにはやはり弱い。そんな感傷的になってしまう部分だけではなく、きちんとエンターテイメントしているのもさすがアメリカ映画。3Dを生かした画作りも実に爽快。誰にでも間違い...
book

五代目 柳家つばめ, 落語の世界

落語界の内情を綴った本なのだけれど、それをもってちょっと寄席でも観に行こうかという気にさせてくれるのはお見事。これも柳家つばめ師匠の落語への愛のなせる業か。
game

Magic: The Gathering – Duels of the Planeswalkers

Magic: The Gathering - Duels of the Planeswalkers 時々思い出したかの様に発売されるコンピュータゲーム版のM:tG。Xbox 360版もあるが、今回試したのはWindows版。 もちろん日本語版は出る気配がないDirectX 9.0c以降が必要だが、入れ忘れていると起動せずに何も警告が出ないので注意。また、少々起動が重めか基本的にMagic 2010ベースの内容マナの先出しが出来ず、かつタップする土地を選べない。おそらく初心者に...
book

松村劭, 14歳からの戦争学

14歳向けかというと微妙だが、内容はまとも。平和を望むならば、ただ戦争反対と叫ぶのではなく戦争を学ぶ必要があるという考え方はもっと理解されても良いと思う。 なお、購入の際はタイトルが似通っていると間違えないように注意。