review

book

中野純, 闇を歩く

夜山を登るナイトハイクを中心に、都会周辺で気軽に闇を楽しむ方法が紹介される。どれも、その気になればすぐにでも試せそうなのが実に良い。まずは闇風呂あたりからやってみよう。
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福地誠, 雀画バカ一代 復刻版

2003年〜2005年にかけて近代麻雀で連載されていたコラムをまとめた同人誌。雑誌からのスキャンを元にしているのかページ端が歪んでいたりするのもご愛敬。現時点で (多分) 世界唯一の麻雀マンガ評論集。福地氏の麻雀マンガの知識と収集量に圧倒され、自分の不明を恥じる次第。
comic

岡崎二郎, アフター0 著者再編集版 (1)

実は岡崎二郎を読むのは初めて。SF短編集なのだが、一本の短いページ数の中に惜しげもなくアイディアが投入されている、非常に密度の高い本。2巻も買おう。
book

ゆうむはじめ, トリックの教科書 イカサマ超常現象を暴く!!

超能力番組を10倍楽しむ本が当たりだったので、関連本も読んでみる。ビデオからのキャプチャのせいか写真の品質が低いのが残念だが、それ以外は文句なくオススメできる内容。特に、なかなか公開しにくい奇術のタネにまで (少しだけとはいえ) 踏み込んだ内容は見事。
comic

熱血!! コロコロ伝説 vol.6 1987-1988

懐かしさに購入。vol.1 (1977-1978) はさすがに物心付く前で記憶にないのでvol.6から。今でも中野の某店で当時のコロコロが買える気もするが、こうして手軽に手にはいるのは嬉しい。収録作品は当時の人気新作品を大体押さえている感じ。河合一慶先生の「ファミコンランナー 高橋名人物語」や徳田ザウルス先生の「ダッシュ!四駆郎」も収録して欲しかったが、この辺の長期連載はvol.5やvol.7に収録されそう少し小林よしのり率が高すぎる気もするが、当時の「おぼっちゃまくん」は普...
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平野史, サッカー監督はつらいよ

EL GOLAZOで連載していた「J監督はつらいよ」と「代表監督もつらいよ」をまとめたもの。1章4ページほどの構成でサクサク読める。意外と知られていないJリーグ監督の姿をみて感じるのは、やはり監督といえども組織や予算といった普通のサラリーマンと同じ縛りが沢山あるということ。
book

岡田英弘, 世界史の誕生

従来の地中海文明と中国文明を中心とした世界史に疑問を投げかけ、モンゴル帝国を中心とした歴史を説く。残念ながら自分は歴史にあまり明るくないので、どこまでが真実でどこからがトンデモかは理解できないが、純粋に読み物としても面白い。特に、地中海文明の歴史文化と中国文明の歴史文化の違いなど、細かな歴史知識を必要としない部分は一般人にも楽しめる。
game

世界樹の迷宮

ウィザードリィを強く意識した作り。昔の静かなRPGをやりたい人にはおすすめできるマッピングはやはり楽しい。実質的に半オートマッピング (通過した床は自動的に塗られる様に設定できる) なので、ストレスはあまりなく、マッピングの楽しいところだけをいいとこどりできているセーブは街に戻らないとできない仕様。ウィザードリィ外伝Iのハードモードの様なもの。携帯ゲーム機としては強制セーブの方がありがたかったかも難易度はさすがにウィザードリィに比べると少しヌルめか。(少なくとも現在プレイして...
book

森達也, 世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー

昨日に続けてメディアリテラシー本を読む。こちらも子供向けを意識した本で、流して読めば小一時間で終わる分量だが、きちんと読むと内容は濃い。元テレビ屋の森氏だけあり、テレビの内情と問題点に対する考察は見事。
book

山本弘, 超能力番組を10倍楽しむ本

数々の超能力番組のウソを次々と暴いていく本。実に痛快。最近流行のジョー・マクモニーグルのネタもあり。子供向けのメディアリテラシー本の体裁をとっているが、大人にも読みやすくおすすめできる。