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藤子・F・ 不二雄, ドラえもん (0)

藤子・F・ 不二雄がドラえもんをコロコロコミックや学年誌の学年別に描き分けていたのは有名な話で、てんとう虫コミックス版はそれらからよりぬいて加筆修正したものとなっている。それだけに単行本に収録されていない作品も多々あるわけで、それらを完全収録した藤子・F・不二雄 大全集も刊行されている。その中で本書はドラえもんの連載第1話だけをすべて収録した簡易版とも言えるものだが、第1話を読むだけでもストーリーも台詞の言葉遣いも丁寧に読者の年代に合わせていることがよく分かる。てんとう虫コミ...
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津川友介, 世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

この手の健康食本では珍しく、きちんとしたエビデンスがある誠実な本。それだけに結論は平凡で、魚、野菜と果物 (フルーツジュースとジャガイモは除く) 、茶色い (精製されていない) 炭水化物、オリーブオイル、ナッツ類は体に良く、赤い肉 (加工肉を含む。鶏肉は含まない) 、白い (精製された) 炭水化物、バターなどの飽和脂肪酸は体に悪い、という驚きのまったくない内容。実践できているかは別として、多くの人の健康のイメージに合致するものだ。 また、これもこの種の本では珍しいことだが、何...
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ぬら次郎, 猫パン日記 幸せを運ぶねこと厄よびパンダ (1) (2)

ぬら次郎の初単行本をまとめて2冊。Webマンガを単行本化したフルカラー本。 よくある日常系日記ギャグマンガだが、溢れる猫愛と過剰な勢いが良い。
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小飼弾, 小飼弾のコードなエッセイ 我々は本当に世界を理解してコードしているのだろうか?

Software Design誌の連載に加筆修正したもの。エッセイ風の読み味ながら、本物のプログラマならではの含蓄がそこかしこに溢れている。 プログラマはさせてはならないことをできなくしてなんぼ APIを設計するにあたって一番大事なのは、「API以外のアクセス手段を設けてはならない」ということ Alan Kayの台詞 "People who are really serious about software should make their own hardware" 現代...
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塚原洋一(漫画), 片岡健(原作), マンガ「獄中面会物語」

殺人犯の実像を描くことを目的に、彼らとの面会を綴ったをマンガ化したもの。どこかで見たことがある絵柄だと思ったら、の人だった。 殺人犯と一口に言ってもその実態は様々だ。幼少期の愛犬の仇討ちのために綿密な計画を完遂した男、「意思の疎通が取れない障害者は安楽死させるべき」が正義と信じる男、軽度の知的障害が疑われる男。いずれも加害者側の取材のみに偏っており、また被害者を想うと簡単に肯定できるものではないが、マスコミ報道のイメージとはまた違った死刑囚の姿を見ることができる。
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川上和人, 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

鳥類学者 無謀にも恐竜を語るに続いてもう一冊。こちらはもう少しエッセイ寄りだが、相変わらず軽快な文章で読ませてくれる。なかなか知ることができない絶海の無人島の調査の実態は実に興味深い。自身の英語力のなさをネタにする正直さも好感が持てる。
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しりあがり寿, ジャカランダ

マンガというよりは前衛芸術と言った方が適切かもしれない。作品の意図もテーマもわからないまま、なぜか惹き込まれてしまう。しりあがり寿なのでオチへの壮大な前フリかとも思ったが、最後までギャグなしのままで肩透かしを食う。
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更科功, 残酷な進化論 なぜ私たちは「不完全」なのか

分子古生物学者による啓蒙書。生物学者には常識なのかもしれないが、門外漢にはなるほどと思わせる小ネタが多数。 あまり動かない生物は円形に近かったり左右非対称だったりするが、活発に動き回る動物はたいてい左右対称の "左右相称動物"。ただし動くときに関係ない体内はあまり左右対称になっていない生殖年齢を過ぎてもう子供を作らない個体に何が起きようが、自然淘汰は一切関知しない脳が大きい生物は空腹に弱い。ヒトの脳は体重の2%しかないが、エネルギーの20-25%も使う長い動物の歴史の中で、飛...
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池波正太郎(原作), 山田芳裕(漫画), 仕掛暮らし

へうげものの流れで時代モノ。迫力ある見開きこそないものの山田芳裕らしさがそこかしこからにじみ出ているのが良い。
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スクウェア・エニックス(編集), 堀井雄二(原著), ドラゴンクエスト30thアニバーサリー ドラゴンクエスト名言集 しんでしまうとは なにごとだ!

ファミコン時代から最新作まで幅広くドラクエの名言を抑えた企画本。内容はやや薄めで、堀井雄二もいくつかの項目にヒトコトを入れる程度。