book 橘玲, 80’s エイティーズ ある80年代の物語 橘玲の自伝的回顧録。1980年代の早稲田大学やその周辺の雑多なビジネスの雰囲気がリアルに伝わってくる。またそれらが氏のどこか冷めた思想や文体を形作ったことも。 2020-05-16 book
book 『このミステリーがすごい!』大賞編集部(編), 10分間ミステリー THE BEST 『このミステリーがすごい!』大賞の受賞者によるショートミステリ集。スキマ時間にぴったりなサイズ。バラエティ豊かな品揃えで、好みの作品がきっと見つかるはず。私の好みとしては、抜け忍サドンデス、今ひとたび、世界からあなたの笑顔が消えた日、茶色ではない色、が当たりだった。 2020-05-12 book
book 茸本朗, 野食のススメ 東京自給自足生活 野食のススメ 東京自給自足生活に、著者のブログの内容を加えて一冊にまとめたもの。都心近郊で無理なく集められる食材を楽しむ "野食" のススメ。春夏秋冬、山海川と興味を持って見てみると都心近郊でも意外に食材があることに気付かされる。純粋な読み物としては少々退屈で白黒写真も物足りないが、実際に足を使って食材を探すのならばこれ以上はない参考書となる。 2020-05-09 book
book 平山尚, プログラムはこうして作られるプログラマの頭の中をのぞいてみよう ゲームプログラマになる前に覚えておきたい技術よりも初心者向きの内容。独自の日本語プログラミング言語Sunabaを用いた演習。Sunabaはかなり割り切ったシンプルな言語だがグラフィック出力を備えており、学習用として見事にデザインされている。 2020-05-07 book
book 林和人, 香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則 香港大富豪層を相手にしてきた証券マンが見た彼らの考え方をまとめたもの。徹底的に目立つことを避けるLow Profileな生き方、すべての物事を利害関係でとらえる経済合理性、正しい知識による感情のコントロールなど、彼らに学ぶべきことはたくさんある。 2020-05-02 book
comic 伊瀬勝良(原作), 横田卓馬(漫画), すべての人類を破壊する。それらは再生できない。 (4) 舞台はMoMaの冬へ。そう言えば初期はターボ・ジーニアスと呼ばれていたのを思い出させてくれた。久しぶりにガッチリした対戦が描かれているのが良い。裏切り者の都/City of Traitorsと憎悪/Hatredの伏線もニクい。今回のプロモカードはウルザズ・サーガ初出の通電式キー/Voltaic Key。基本セット2011を最後に再録がないカードなので嬉しい人もいるかもしれない。 2020-04-30 comic
book ロナルド・ドーア(著), 石塚雅彦(訳), 働くということ グローバル化と労働の新しい意味 昨今の規制緩和の波に乗って、国内外の競争が激化し、職場での競争までもが激化している。その中で労働者が仕事と生活のバランスを取って幸福となるには、"働くということ" の意味を真剣に考えなければいけない。本書はその思索に必要なデータ一式と問いが揃っている。 2020-04-29 book
comic 押切蓮介, ハイスコアガール (10) ついに完結してしまった。紆余曲折あった連載だが、最後はきちんとキレイに締めてくれた。ベタと言えばベタな展開だし、最後はゲームよりもラブコメ中心だったが、ハッピーエンドでまとめててくれたのは素直に嬉しい (日高のフォローだけは欲しいところだったが)。 2020-04-27 comic
book 村上世彰, 西原理恵子, 生涯投資家vs生涯漫画家 世界で一番カンタンな投資とお金の話 西原理恵子が村上先生への聞き手となった投資入門書。村上世彰は生涯投資家の頃からはだいぶ毒気が抜けた印象を受ける。西原理恵子の質問力はやはり大したもので、ただの雑談に見せかけながらきちんと投資の本質を突くツッコミが見事。 2020-04-26 book
comic 田房永子, キレる私をやめたい 夫をグーで殴る妻をやめるまで ヒステリーでDVを振るっていた女性が、様々なセラピーやクリニックを経て、ゲシュタルトセラピーに辿り着くまでの物語。標準治療が (少なくとも患者視点では) 患者のニーズに応えられていない以上、こういった代替医療が受け皿となってしまっているのはやむを得ないと感じる。 2020-04-19 comic