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道満晴明 (赤) (緑) (青), ニッケルオデオン

少し不思議なSF短編集。いや、短編というよりはショートショートと言ったほうが近いかもしれない。一部連作的な作品もあり。どれも良質な作品ばかりだが、特に中期の緑に完成度の高い作品が多い様に思う。
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綾辻行人, 十角館の殺人 新装改訂版

古典作品を今更ながら読んでみる。いわゆる新本格のさきがけ的作品。作品発表当時の時代背景を考えると、この仕掛けがいかに衝撃的だったかが分かる。
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田村圭介, 上原大介, 新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか

建築論を専門とする田村と新宿ダンジョンの作者である上原の組み合わせの妙。改めて新宿駅の構造を俯瞰すると、人が新宿駅で迷子になる理由が見えてくる。表題が釣りなのだけが残念。
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竜崎遼児, どぐされ球団

懐かしの作品がKindleで復刻されていたのでまとめ買い。全11巻のセットで121円。代打専業の主人公やアウトロー選手の集まった球団など、今読み返してみると水島新司の影響を強く感じる (本作の前にあぶさんや野球狂の詩が開始している) 。それでもただの二番煎じになっていないのは見事で、今でも鑑賞に耐える作品。
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橋本歌麻呂, 外資系コンサルタントの図解の技術

コンサルタント好みの図を手軽に作るためのテンプレート集。かなり初心者向けなので、プレゼン資料作りに馴染みのない向きには良いかもしれない。
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米本和広, 洗脳の楽園 ヤマギシ会という悲劇

カルト村で生まれました。で気になって読み始めたが、大変な労作だった。何と言っても、ヤマギシ会への入会に必須となっている特別講習研鑽会 (特講) への潜入ルポが見事。観察者として臨みながらも影響を受けてしまう様子には特講の巧みさとその恐ろしさを感じざるを得ない。斎藤環ら精神医学の視点からの分析も実に興味深く、特講が (理論に基づいて構築されているかは別にして) いかに効果的で危険な仕組みかを裏付けてくれる。おすすめ。
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THE NORTH FACE Shuttle Daypack NM81602

長年仕事用に使用していたがだいぶくたびれ、ショルダーストラップの取り付け部も切れかけてきたので新調することにした。新しい鞄の要求仕様は以下の通り。ビジネスカジュアルだけではなく、たまに着るスーツにも合うこと両手が空けられること。最近は荷物が増え続けているので、ショルダーバッグよりはデイパックの方が好ましい角形2号封筒が折らずに入ること愛用のが入ること最低20リットルクラスの容量が欲しいこの条件で行き着いたのが、。以下の細かな欠点はあるものの、他はほぼ希望通り。オープンポケット...
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九井諒子, ダンジョン飯 (3)

人気のおかげでコンビニ売りもあるのが、いただきもののQUOカードが余ってる人間にはうれしい。前巻まではあまり深く掘り下げられていなかったマルシルとファリンの関係が見えてきたり、過去のパーティの仲間が登場したりと、物語に深みが出てきた。
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高田かや, カルト村で生まれました。

ヤマギシズム学園出身の女性の体験談。コミックエッセイ風の軽いタッチで描かれているが、内容はかなり壮絶。著者が (少なくとも作中では) 前向きであることは救いだが、適応できなかった二世のことを思うといたたまれなくなる。
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詠坂雄二, リロ・グラ・シスタ the little glass sister

文体はかなり癖が強く、世界観もどこかゲーム的。そこが良い。ひとつひとつの仕掛けだけを見ると古典的ではあるが、それらを多数組み合わせて学園ハードボイルドの味付けをすることで見事な個性を生んでいる。