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book

松本博文, ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ

タイトル通り、人間ドラマに絞ったドキュメンタリ。コンピュータ将棋を扱った書籍には珍しく、棋譜もアルゴリズムの解説もほとんど出てこない割りきった構成だが、それだけに棋士や開発者をはじめとする関係者の考えや思いがよく伝わってくる良書。ただし、電王戦がまずあってそこから逆算する構成のため、初期のコンピュータ将棋選手権などはほとんど触れられていない点には注意が必要。
movie

超高速! 参勤交代

湯長谷藩の参勤交代をテーマにしたコメディ作品。超高速! 参勤交代。歴史作品としてはいろいろとアラはあるのだろうが、娯楽作品として見ればアイディアもアクションも文句なしに面白い。強いてあげるなら無理にラブストーリーを押しこむ必要はなかったのではないかとは思う。
book

鈴木みそ, でんしょのはなし

Web Magazine KATANAの連載をまとめたもの。氏お得意の電子書籍ネタだけに、今までの作品と重なる部分が多いか。新規のネタとしては、Amazonへの取材が企業としての姿勢が垣間見えて興味深い。
movie

デブで病気で死にそう

肥満という大きな社会問題に取り組んだドキュメンタリ映画。意訳かと思っていたら、原題は "Fat, Sick & Nearly Dead" とそのままだった。製作者自身が成功したせいもあって野菜ジュースを過大評価し過ぎているが、アメリカ人の食生活や思考を覗き見るドキュメンタリとしては良質な作品。
book

キャサリン・メイヤー(著), 近藤純夫(訳・エッセイ), 山でウンコをする方法 自然と上手につきあうために

フザケたタイトルだが、中身はいたって大マジメ。環境保護の観点から、野外活動中の排泄がどうあるべきかを仔細かつ実践的に語る。登山家である著者の体験はもちろん、なかなか表立っては語られないこの種のエピソードが豊富に含まれているのも楽しい。
comic

白正男(作), 山戸大輔(画), テコンダー朴

嫌韓系褒め殺しマンガ。手縛図の万能ぶりなどの小ネタも満載で元ネタさえわかれば楽しめるがややクドいか。
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前田尋之, 家庭用ゲーム機興亡史

各ゲーム機の技術的な深掘りはせずに、マーケティング的な立ち位置での解説が主。全体として浅めな作りで、構成も単に年代順に区切ってあるだけで独自の視点は感じられない。
book

北村薫, 盤上の敵

今まであまり読んでこなかった北村薫を少し。さすがにご都合主義が過ぎる部分があるのと、あまり読後感が良くないのは残念だが、ミステリとしての面白さは十分。
comic

魔夜峰央, 翔んで埼玉

まさかこのマンガが復刊されるとは。思う壺ではあるが買う。魔夜峰央のネームバリューでいろいろと赦されている気はする。
comic

久住昌之(作), 土山しげる(画), 荒野のグルメ (2)

荒野のグルメの続編。久住昌之はさすがに出版数が増えすぎ乱造感が出てきているが、その中では安定しているように思う。