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北野勇作(著), 京極夏彦(著), 斉藤直子(著), 最果タヒ (著), 竹本健治(著), 林譲治(著), 森深紅(著), 森田季節(著), 山田正紀(著), 大森望(責任編集), NOVA 4 書き下ろし日本SFコレクション

前巻を読んでから随分と間が空いてしまった。 今回の当たりは、森田季節の "赤い森"、竹本健治の "瑠璃と紅玉の女王" 、山田正紀の " バットランド" あたりか。特に "瑠璃と紅玉の女王" は好みの作品。寓話のようでありながら教訓らしいものがなく、お伽話として落としているところがたまらない。
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久住昌之(原作), 谷口ジロー(作画), 孤独のグルメ2

久しぶりの新刊。孤独のグルメ【新装版】との重複はなし。 いつの間にかメジャーになってしまった作品。だけど読む。
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磯田道史, 武士の家計簿 「加賀藩御算用者」の幕末維新

"金沢藩士猪山家文書" を読み解き、加賀藩の御算用者であった猪山家のお金の流れを見事に解明した仕事。 史学的な成果の大きさはもとより、読み物としても秀逸。2010年の映画化に至ったのも、この臨場感の高さによるところが大きいのだろう。
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たな, ごはんのおとも

ほんのり温かい食マンガ。 レシピは申し訳程度だが、様々な背景のキャラクターを絡めたお話作りは見事の一言。
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施川ユウキ, バーナード嬢曰く。 (2)

1巻完結だと思っていたバーナード嬢曰く。のまさかの続編。 前巻ではチョイ役だった神林しおりが独り歩きし始め、いい雰囲気に。読書家あるあるも健在。
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仁藤夢乃, 女子高生の裏社会 「関係性の貧困」に生きる少女たち

JKお散歩やJKリフレの現場で働く女子高生へのインタビューを柱に据えたドキュメンタリ。 インタビュー自体は非常に興味深く読ませる内容だが、女子高生に肩入れしすぎるあまりに真偽が不明な話を鵜呑みにしていたり、後半の議論がほぼインタビュー結果のみに頼ったものであるのがやや残念。
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原田実, 江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統

著者はASIOSの中の人。 江戸しぐさの矛盾や嘘を暴くだけにとどまらず、それが生まれた背景まできちんと踏み込む姿勢が良い。ところどころに独善的な推理が見られるところがやや難か。
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ロースおじさん, ロースおじさんのとんかつQ&A その悩み、豚に相談した?

「グーペ」のキャラクターブログ「とんかつ教室」の書籍版。 新規ネタは少なめだが、コレクターグッズとしては買い。
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岡本健太郎, 山賊ダイアリー (3)

前巻同様、淡々とした猟師生活が綴られるだけなのだが、これが実に面白い。ネタの面白さに加えて、生き物へのリスペクトや遵法精神の高さなどが端々から感じられるのも一因か。
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網野善彦, 古文書返却の旅 戦後史学史の一齣

東海区水産研究所月島分室で蒐集していた全国各地の漁村の古文書を返却する旅をテーマにしたエッセイ。その多くが (著者の責任でないものもあるたとはいえ) 借用期間を過ぎているもののため、懺悔の旅となるのだが、それでも関係者の温情に助けられる様子が描かれている。 史学のフィールドワークの現場を知る上でも非常に興味深い一冊。