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安藤健二, 封印作品の謎2

封印作品の謎の続編。前作は差別表現により封印されている作品が主だったが、今回はそもそもなぜ封印されているかがわからない作品達を扱う。対象となるのは、キャンディ・キャンディ、ジャングル黒べえ、オバケのQ太郎、サンダーマスクの4本。封印されている原因が、主に著作権がらみのビジネス上のもめ事や関係者間の対立であるのを見ると何ともやりきれない気持ちになってくる。前作同様、真相にたどり着けない残念な部分はあるが、それを除けば良い出来。
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安藤健二, 封印作品の謎

様々な理由で自主的に封印されている作品を追ったルポルタージュ。俎上に載せるのは、ウルトラセブン第12話、怪奇大作戦第24話、映画・ノストラダムスの大予言、ブラック・ジャックの2つのエピソード、そしてO157予防ゲーム。最後の一つだけが少々異質というか蛇足な感じもするが、著者の思い入れがある様なので仕方ない。一部に明確な真相にたどり着けていない消化不良なものもあるが、関係者へのアポも取れないような状況でよくここまで調べたものだとは思う。
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赤城毅, 書物狩人

古書というものの中には、国家や宗教に大きな影響を与えかねないような価値を持つものが多数あるわけで、そこを主題に据えたミステリ。価値ある古書をどこからともなく入手する書物狩人 (ル・シャスール) というヒーロー象は古書好きにはたまらない。喜国雅彦先生も帯でそのようなことを述べている :-)娯楽小説としては申し分ない一冊。
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町田ブックオフ移転

町田の巨大ブックオフが取り壊されていた。東急ツインズ内の1フロアに移転ということらしいが、大幅に規模が縮小するらしいので、実質的には閉店と言えるだろう。学生時代に通い詰めた店が無くなるのは少し寂しい。
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ヴァレリー・ラルボー(著), 岩崎力(訳), 罰せられざる悪徳・読書

教養人となるための読書論。読書との出会いから教養あるエリートとなるまでの典型的なコースが示されているのだが、その中で挙げられている訪れやすい困難や誘惑は実に身につまされる。稀覯本や初版本の収集といった愛書趣味、博識への傾倒、虚栄心を満足させるための批評などの様々な誘惑に捕らえられていないか、自身の読書スタイルを見直すきっかけには良い一冊。おすすめ。
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石塚昭生, 石塚さん、書店営業にきました。

一部で人気だったメルマガ "ちょっくら書店営業" に加筆修正してまとめたもの (といいながら、実際はほとんど別物になってしまっているが) 。本編は書店に限らない営業一般の話がやや多目。それよりも本当に面白いのは、各章の間に挿入される "書店業界あれこれ" の方。こちらの方は書店業界への問題意識に溢れており、関係者以外の本屋好きにもぜひとも読んでもらいたい内容。
comic

大場つぐみ (原作), 小畑健 (漫画), バクマン。 (1)

一部で評判らしいので読んでみる。本編のストーリーはともかく、おそらく実話であろうエピソードの数々やジャンプの連載でジャンプシステム批判などは素直にすごいと思う。
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倉阪鬼一郎, 活字狂想曲

作家である著者の、校正者時代の日々を綴ったエッセイ。印刷業の世界を垣間見られる面白さに加えて、倉阪氏の社会不適格ぶりがすばらしい。それでいて嫌味があまり感じられないのは、会社になじめない著者にもそれなりの理があるためか。
diary

ベースボーロジー第10号 原稿募集

以前、野球文化學會の論文集 "ベースボーロジー" を購入したが、そこから原稿募集の案内が届いた。電子メールではなく、日本郵便メールで届いたのが少しびっくり。また、"野球出版・報道文化賞" 及び "野球放送・映像文化賞" の推薦以来も同封されていた。今年はセイバーメトリクス寄りの本を色々と読んでいたのだが、思い返してみても推薦できそうな本が一つもないのが残念。
diary

第49回 神田古本まつり

第49回 神田古本まつりに行って来た。近頃は古本もamazonのマーケットプレイスで済ませることが多くなっているのと、なかなか時間がとれないのとで、神保町に行くこと自体が久しぶり。今日は残念ながらそれほど収穫がなかったが、それでもやはりこの街の雰囲気は素晴らしい。横着せずに、足でも稼いでいかないと。