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酒井聡樹, これから論文を書く若者のために 大改訂増補版

定番書だと思うが読んだことがなかったので今更ながら読んでみる。論文の書き方だけではなく、投稿先の選定からレフリーコメントへの対応まで至れり尽くせりな内容。もちろん、肝心の論文の書き方も、豊富な実例でわかりやすい。論文を書こうという気のある人は読んで損のない一冊。
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田口元, 安藤幸央, 平林純, 角征典, 和田卓人, 金子順, 角谷信太郎, Life Hacks PRESS デジタル世代の「カイゼン」術

流行しているLife Hacksを集めたムック。柱となっているのはGTD (Getting Things Done) の特集。とりあえず初めてみるまでに必要そうな情報はそろっている。平林氏の "仕事で、生活で、発表の場でプレゼンが簡単にうまくなる" は、理系のためのプレゼンのアイディアの種となったと思われるものなので、そちらを読んでいる人は特に読む必要はない。
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橋本和明, 違法コピー職人たち 誰も語れなかったパソコンの黒歴史

マイコン時代に始まりWinnyに至るまでの違法コピーの歴史をまとめた本。なかなか活字としてまとめられる機会の少ない種類の情報なのでありがたい。さらに通り一遍の平坦な記述ではなく、その時代の空気を多分に含んだ内容となっているのも嬉しい。そのせいか、ところどころ日本語がアレだったりするのはご愛敬。
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学生・初学者のための待ち行列チュートリアル

最近、この方面の仕事に着手しているので、勉強のために学生・初学者のための待ち行列チュートリアルに参加する。豊泉先生の「Littleの公式で読み解く生物学的待ち行列」は、そんな勉強を抜きにして面白い。近々、資料がアップロードされるということなので、待ち行列だけでなく、生物学、特に社会性昆虫に興味のある方には是非読んでいただきたい。
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坂本タクマ, 坂本タクマの実戦株入門

しばらく見ないうちに、坂本先生は株にハマっていたらしい。いわゆるテクニカル分析によるシステムトレード。一応勝っているらしい (TOPIXには負けているが) 。システムの詳細は説明されないので (それに元々自分はファンダメンタルズ分析派だ) 、基本的には坂本先生のマンガを楽しむ本。ちなみに坂本先生はシステム構築にRubyを使っているらしい。ところで、の2巻はいつになったら出るのだろう。ついでにシンケン君の単行本はいつ出るのだろう。
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米田正明, 電話はなぜつながるのか 知っておきたいNTT電話、IP電話、携帯電話の基礎知識

IP屋さん (自分を含む) には回線交換な電話の仕組みを実は知らないという人も多いと思われるが、そんな人が回線交換の基礎知識一式を学ぶには最適。物理レイヤから音声符号化まで、一通り触れることができる。噛んで含める様な解説もわかりやすい。ただし、携帯電話についてはあまり詳細な記述があるわけではないので注意。あくまでもNTTの固定電話 (とIP電話) の基礎を学びたい人向け。
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VoIP Conference 2007@金沢工業大学虎ノ門キャンパス

VoIP Conference 2007@金沢工業大学虎ノ門キャンパスに参加。Skype Conferenceに続いて、生の話が聞ける機会はありがたい。特に最後のパネルセッションなどはぶっちゃけた話が多かったのだが、その多くがオフレコなのが唯一残念なところ。
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稲森謙太郎, 知られざる特殊特許の世界

出張帰りの新幹線の中で読破。トンデモな特許を笑うだけの本かと思っていたら、意外とマトモな特許解説が行われていて驚く。特殊特許の合間に挿入されるコラムは、特許の基本を身につけるのに十分なレベル。もちろん、ネタ的にも十分笑えるものが揃っているので、そういった向きにもおすすめできる。
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平林純, 理系のためのプレゼンのアイディア

今回の出張の一番の目的は国際会議での発表だったわけだが、その資料作りの際に購入した一冊。読みやすい上に、実用的なアイディアが満載。発表資料の作り方はもちろん、プレゼン中のノートPCの活用方法などが非常に参考になる。おすすめ。本書で紹介されているノートPCの2画面出力を利用する方法は実際に使ってみたが非常に便利。助けられた。
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第2回DHT勉強会@金沢工業大学東京虎ノ門キャンパス

第2回DHT勉強会@金沢工業大学東京虎ノ門キャンパスに参加してきた。今まで "Structured P2P = DHT" という認識でいたのが、"Structured P2P ⊃ DHT" という認識に変わったのが一番大きな収穫。恥ずかしながらSkip GraphやLL-Netの存在は全く知らなかった。