comic 水木しげる, コミック昭和史 (第7巻) 講和から復興 戦後の昭和30年代から40年代にかけて。ようやく戦争の影が消え、落ち着いた空気が漂い始めた。水木も紙芝居屋から貸本マンガ家へと流され、そこに重ねて結婚などのイベントが目白押し。自伝としてみると、一番面白い時期かもしれない。 2014-02-16 comic
book 都築響一, だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ 書店ガイドと書評を合わせたような本。全編から一貫して本への愛が感じられる。書評はややサブカルチャー寄りのものや写真集が中心だが、普段それらをあまり読まない自分にも興味を惹かれるものが多い。 2014-01-20 book
comic 水木しげる, コミック昭和史 (第6巻) 終戦から朝鮮戦争 ようやく終戦したものの、今度は戦後の混乱期。水木も生計を立てるべく、様々な仕事に手を染めていく。運命に流されながらも、絵を描くことだけは忘れなかった結果としてか、最後に紙芝居作家に流れ着くあたりに水木のたくましさを感じる。 2013-12-28 comic
comic 水木しげる, コミック昭和史 (第5巻) 太平洋戦争後半 太平洋戦争も佳境を迎え、水木二等兵の最前線も凄惨な状況となってくる。マラリアの羅患、理不尽な命令、逼迫する食糧事情など、多少コミカルに脚色されたマンガをもってしても見るに耐えない部分が増えてくる。 2013-12-19 comic
comic 水木しげる, コミック昭和史 (第4巻) 太平洋戦争前半 ついに太平洋戦争が本格化し、水木しげるもパラオからラバウルへ。そんな中、戦地でもどこかとぼけたままの水木しげるの姿に和まされる。 2013-12-15 comic
book 有吉弘行, お前なんかもう死んでいる プロ一発屋に学ぶ50の法則 お金絡みの話を中心に、生き残るための知恵をまとめた本。芸能人本なので語られる貧乏生活などは色々と割り引いて読む必要があると思うが、その中で効率的に生き残るための冷めた考え方はなかなか興味深い。 2013-12-12 book
comic たかはしみき, 東京もぐもぐおいしいもの探し こげぱんで有名なたかはしみきによる食べ歩き記。ややスイーツ比率が高めで、食事は控え目。銀座や神楽坂などのお洒落エリアと浅草などの下町エリアを中心に有名どころを押さえているので、これまで東京にあまり縁がなかった人向けのガイドブックとしておすすめできる。 2013-11-30 comic
comic 水木しげる, コミック昭和史 (第3巻) 日中全面戦争~太平洋戦争開始 シリーズ3巻目となり、遂に太平洋戦争開戦。日本全体の出来事の部分は独自の見解も少なくやや退屈だが、水木しげる個人のエピソードはどれも抜群に面白い。入隊後も決して自分のペースを崩さず、食い意地だけは張っている様は実に愛らしい。 2013-11-28 comic
comic 水木しげる, コミック昭和史 (第2巻) 満州事変~日中全面戦争 コミック昭和史の続編。少しづつきな臭くなってくる日本全体と、成長してきたしげる少年の呑気さとの対比が実に印象的。一般の市民の雰囲気は実際にこんなものだったのだろう。 2013-11-25 comic
book 山科勇樹, 食の冒険家 アジアの缶詰を食べ歩く 普通の大学生がアジアの缶詰を買ってきて食べるだけのエッセイ。日本でも比較的入手が容易なものが多く、珍奇さという意味では今ひとつ。ボリュームも文体も軽めなので、ちょっとした箸休めに。 2013-11-23 book