デーヴ グロスマン(著), 安原 和見(訳), 戦争における「人殺し」の心理学

戦場において人間を殺すということはどういうことなのか、元米国陸軍中佐である筆者が実体験と膨大なインタビューを踏まえてまとめた本。圧倒的な本物の迫力がここにある。米国ウェスト・ポイント陸軍士官学校などでテキストとして使用されているというのも頷ける。

  • 本来、人間は同類を殺すことに強烈な抵抗感がある
  • 第二次世界大戦では15?20%の兵士しか発砲していなかった。残りはただ発砲する振りををしていただけ
  • ベトナム戦争では徹底的な脱感作と条件付けのプロセスにより、発砲率が90%以上に改善された
  • 殺されるかもしれないという恐怖よりも、他人を殺すことの方が心理的なダメージは大きい
  • 殺人のプロセスは、殺人への不安→殺人→高揚感→自責と嫌悪→合理化と受容、と進む。合理化に失敗した場合はPTSDなどの症状を生む

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