中国麻将会@渋谷

中国麻将会@渋谷

ドクターストップ

麻雀業界日報のizumickさんからお誘いをいただき、中国麻将会へ参加してきた。会場は渋谷のドクターストップ

対人で中国麻将を打つのは初めてだったが、事前に書籍やなんとなく中国麻将で予習していたので何とかゲームらしくはなった (と思う) 。以下、実際に打ってみての感想など。

中国麻将の戦術

日本麻雀との大きな違いは仕掛けの早さ。ちょっと気を抜くとすぐに置いていかれる。

柱となる手役はやはり清竜、花竜、三色三同順、三色三歩高といったところか。中国麻将では不遇な扱いを受けている混一色、ポンポン和 (対々和) 、全帯幺あたりはやはり日本麻雀と比べて出現頻度が低く感じる。

基本的に字牌は先行して切っていくのがセオリー。翻牌を刻子にしても高々2点しかなく、下手に叩くと和了の可能性を失うことにもなりかねない。混一色、ポンポン和 (対々和) 、全帯幺あたりも労力に見合う点数とは思えない。主力となる3順子役 (清竜、花竜、三色三同順、三色三歩高) が作りにくくなる上に、平和や無字を失うのも痛い。立直及び一発が存在せず、全不靠、七星不靠がある以上、字牌をわざわざ安全牌として抱える優位性は低い。強いて字牌を生かせる局面を挙げるなら、三元和や四喜和といった大物手が狙える場合や五門斉、七対子、全不靠、七星不靠を狙える場合などか。

自摸和了は非常に大きい。へたに自摸和了されるくらいならば、むしろ振り込んでしまった方が良い (他人が振り込むか流局となる方がもっと良いが) 。基本的には和了れる可能性がある限り全ツッパが有利な気がする。一番辛いのは、振り込むよりも、不和了のままずるずる削られていくパターンか。

中国麻将の和了点の数え方

中国麻将は、日本麻雀に比べて和了時の手役数が多くなる。また一つ一つの手役の点数も日本麻雀は大半が1~3翻程度に収まるのに対し、中国麻将は主力の手役だけでも1~16点程度に幅広く分布している。そのため、和了後に点数を数える際には日本麻雀の様に手役名を口頭で述べるだけでなく、河にある牌を使って数え上げていく。例えば “一索 三索 七索 八索 九索 八萬 八萬 副露(四索 五索 六索) 副露(一萬 二萬 三萬)” の形から “二索” を自摸和了した場合は、清竜(16)、平和(2)、缺一門(1)、喜相逢(1)、坎張(1)、自摸(1) となるので “(裏牌 南 東 一萬 中 二萬 西) (四索 一索) (九萬) (四萬) (西) (發)” などと並べていって (牌の種類は意味がない。また裏返した牌は10点扱い) 、最後に足し算をする。

中国麻将に関するmemo/tips

点棒は通常の日本麻雀の点棒を1/100にデノミさせて使用できる。ただし、栄和の場合の8点のやりとりが非常に多いので、5点棒や10点棒の代わりに8点棒が欲しくなる。何かうまい方法はないか。

中国麻将は連荘が一切ないので対局時間が読みやすいのは非常に大きなメリット。また親番のメリットが非常に少ないので、その気になれば途中打ち切りや、一局精算も可能と思われる。大会形式で対局する場合などに、中国麻将は良いかもしれない。

間違えてドラ表示牌をめくるのはお約束。

対局中はため息 (フーッ) をついてはいけない 🙂

コメント

  1. ハンバート・ハンバート より:

    先日はおつかれさまでした。つーか、いきなりレートをのっける愚を犯してしまい、申し訳ありませんでした。
    ところで「主力となる3順子役」には、あともう1つ、一色三歩高があります。特に2段ずれの一色三歩高は清竜と天秤に取れ、しかもどちらも16点役なので超お得です。
    詳しくは下記に書きましたので、よろしければご覧下さい。
    http://hp15.0zero.jp/diary/see_diary.php?dir=217&uid=chunma&hiduke=20050608&num=1

  2. fukumoto より:

    ハンバート・ハンバート様、先日はありがとうございました。
    ふた目上がりの一色三歩高は確かにお得ですね。意識しておくと、喰い仕掛けの幅が広がりそうです。
    81もの手役があると、他にも見落としている、実は有利な手役がまだありそうなのですが……。

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