日垣隆氏が、あの「買ってはいけない」批判で名を上げた一冊。
「買ってはいけない」批判に加え、環境ホルモン、ダイオキシンといった、環境問題に関するある種ファッショ的な風説を切りまくる。それらの問題をただ頭ごなしに否定するのではなく、きちんと資料の原典にあたる科学的な姿勢をもって検証している点は評価できる。
ただし、まれに冷静さを失ったり、挑発的な発言を行うところは少々いただけない。本書でも一章を割き「諸先輩からの罵詈雑言集」として、他者からの (レベルの低い) 反論に対していちいち煽るようなコメントを入れているが、読むに耐えない。
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