渋谷のCINE QUINTOでunknownを観る。
閉ざされた廃棄工場の中で、意識を取り戻した5人の男たち。毒性のガスを吸い込んだ彼らは、一時的な記憶喪失におちいり、自分が誰なのかも思い出せなくなっていた。ひとつだけ分かっているのは、5人のうち2人が人質で、3人が誘拐犯だということ。いったい自分はどちらなのか? 誰が敵で、誰が味方なのか? 混乱と疑念が渦巻くなか、一挺の銃をめぐって争いを繰り広げる男たち。そこに鳴り響く電話のベル。それは、誘拐犯のボスからのものだった。5人の間に広がる死の恐怖。ボスが戻って来たとき、自分が人質なら殺され、犯人なら罰せられるのは確実だ。タイムリミットの日没が迫るなか、「生き残り」という共通の目的に向けて結束する5人。そんな彼らの脳裏に、次第に断片的な記憶が蘇ってくる……。
というお話。
さすがに全員が記憶喪失という設定には無理を感じるが、そんなことを忘れさせるような迫力がある。ネタバレになるので書かないが、ストーリー終盤の怒濤の展開はお見事。
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