山本弘, アイの物語

7本のSF短編からなる作品だが、それぞれの短編を繋ぐインターミッションが素晴らしいデキ。

1話目の “宇宙を僕の手の上に” を読み始めた頃は今ひとつな印象だったが、2話目からグングンと引き込まれた。特に6話目の “詩音が来た日” は間違いなくおすすめできる作品。泣いた。

著者が自身のホームページで、

ここに収めた物語はどれも泣ける話である。

僕自身、自分で書いてて泣いたのだから、間違いない。

と語っているだけのことはある。

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