今までAction Listsで生活していたが、同期の際にContextが失われるという致命的な問題が何度か発生してしまい、回避方法も確立できないため泣く泣く乗り換えることにした。通信環境の問題か、iPhone側の問題か、バックエンドのToodledo側の問題か全くわからず。他に大きな不満がなかっただけに惜しい。
乗り換え先はToodledoの公式アプリ。さすがに公式アプリだけあり、同期周りの出来は非常に良い。安定性も上々。元々Action ListsはバックエンドとしてToodledoを使用していることもあり、乗り換えの手間はほとんどなく、Action Listsが独自の管理に利用していたNoteを削除する程度。
GTDやTask管理に特化していない点が気になる。Notes, Outlines, Habitsといった使わない機能が画面の一番良い場所を占めているのが残念。ここにContextやStatusが置ければ。
Toodledoは自由度の高いツールのため、GTD的な運用を試みる場合はある程度ルール作りを行う必要がある。幾度かの試行錯誤の上、以下のルールで運用することとした。
- ProjectはFolderとして実装する
- InboxはSearchにより実現する
- ContextはそのままContextを使用する
- Statusも同様に、素直にStatusを使用する
- 他に使うのは、Start Date, Due Date, Repeatの3項目のみ
以下に上のルールに至った理由と詳細を書く。
まず、FolderはProjectのためだけに使用する。Inbox, Someday, ReferenceをFolderに実装する流派もあるようだが、Projectと同列に並んでしまうのは混乱の元になる。Toodledoはsubfolderを提供していないが、これは見通しの面ではかえって良い。どうしても階層構造的にしたい場合は、”/” 区切りのFolder名を使用することになるだろうか。Folder内でTaskの相互依存を考慮したQueueを組むことができない点には注意が必要。定期的なレビューは必須。
ToodledoはInboxに相当するものが存在しないため、意図的に作る必要がある。Quick Add Taskから入力したものは一旦Inboxに入って欲しいため、No Content && No Folder && Status is Next ActionのSearchをInboxとして使用することとした。ToodledoはSearchに名前をつけて保存することができ、iPhoneアプリからもその名前を参照できる。ここでStatusとしてNoneではなくNext Actionを捕まえているのは、New Task DefaultsでStatusをNext Actionとしているため。原則としてStatusをNoneとしない運用とする。
ContextはそのままToodledoのContextを使用する。唯一の難点はContextはアルファベット順にしか並べられない点。ここは名付けを工夫して乗り切る必要がある。
StatusもToodledoのStatusをそのまま使用する。Toodledoは多数のStatusが用意されているが、Next Action, Waiting, Someday, Referenceのみ使う。使わないStatusを隠せないのがやや鬱陶しい。WaitingやSomedayをFolderとしてProjectと同列に扱う作法もある様だが、特定のProjectに含まれながらWaiting状態のTaskも存在するため、切り分けることとした。
Start Date, Due Date, Repeatはそのまま使用する。極力Due Dateを埋める運用とする他は特に工夫なし。
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