メジャーリーグの仕組みの情報は日本語でも手に入りやすくなってきたが、アメリカの少年野球の仕組みはなかなかまとまった情報がなく、知られることが少なかったように思う。本書はアメリカ駐在妻が息子を少年野球に送り込んだ際の生の情報が見事にまとまっている。
アメリカは少年野球でもトライアウトがあって、という通り一遍の情報ではなく、我が子と共に試行錯誤しながら一歩づつ進んだ姿が見事に描かれているのが素晴らしい。アメリカで育った人々の思考の源泉に触れることができる。
野球ファンならずとも、アメリカ文化に興味がある人ならば読んで絶対に損はない。おすすめ。
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