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マルクス・シドニウス・ファルクス(著), ジェリー・トナー (解説), 橘明美(訳), 奴隷のしつけ方

ジェリー・トナーの生み出した架空のローマ貴族マルクス・シドニウス・ファルクスが、奴隷の買い方や活用法、解放までを (ローマのことを知らない読者も想定して) 語る体裁のハウツー本。古代ローマの奴隷制度は案外に複雑な制度であったことがよく分かる。

奴隷の解放は (少なくとも都市部では) それほど珍しいものではなく、多くの奴隷が奴隷状態は一時的なものであると考えていたとされる。本書でもそれを反映し、奴隷の解放に一章を割いている。

都市部の奴隷は単純な召使を超えた関係となることもあり、実際に子供の頃に世話係の奴隷に叱られたり、それが原因で大人になってからも主人然とした態度を取れないエピソードも披露されている。このあたり、現代人にはなかなか理解しにくい感覚がある。

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井狩春男, 井狩春男のヘンテコ本が好きなんだ

変わった本ばかりを集めたカタログ。サブカルやアート系が多めだが、まれに狂気を感じるような労作や資料価値の高い本が混ざっているので侮れない。非売品や自主流通本など入手困難な本が多いのが難。

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磯部涼, ルポ 川崎

表題は “川崎” となっているが、ここでいう “川崎” とは川崎市ではなく川崎区のこと。それも池上町や桜本など、一部地域に偏っている。取材対象もBAD HOPなどのヒップホップ文化周りが中心。それらの文化に興味があるのならば一読する価値があるが、これが川崎の全体像と考えてはいけない。

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ジョン・オースティン(著), 兼光ダニエル真(訳), ゾンビの作法 もしもゾンビになったら

ゾンビ映画のお約束をまとめたネタ本。ゾンビ映画を観ない人には何がなんだかわからないかもしれないが、ファンならば間違いなく楽しめる。小口まで凝った装丁も良い。

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