top

鈴木哲也, 高瀬桃子, 学術書を書く

出版が専門ではない研究者が陥りがちなさまざまな罠が解説されており、学術書に限定せず技術書や教養書全般に通ずる内容が多い。例えば、”読者を想定してテーマを決める” ということは漠然とは理解していても、本書のように具体的に800人から1,000人の読者が関心を持って読める (初版部数1,000部が刷れる) ようにと指摘されると、相当にテーマを広げる工夫や魅力的なタイトルをつけることが必要となことに気付かされる。後半は入稿や校正の流れやマナーにも触れられており、論文出版との差がよく分かる。

book

天職人 玉木正之と輝ける二十六人

玉木正之によるインタビュー集。雑誌ミセスの連載からの収録が中心。氏の趣味を反映してか、スポーツと芸能、特に音楽分野の人材が多い。どうしても興味があるところを拾い読みとなってしまうが、ジーコとザ・グレート・サスケはにじみ出てくる人柄が素晴らしい。

ジャーナリストとしてのノウハウが所々に見え、インタビューに携わる人には参考になる部分が多いように思う。

book

辻田真佐憲, 世界軍歌全集 歌詞で読むナショナリズムとイデオロギーの時代

西洋軍歌蒐集館を主催していた著者による軍歌集。全集の名前は伊達ではなく、古今東西の軍歌を収集し、”標本” としている。少々の解説と和訳が添えてある他は、時折コラムが挟まる程度の潔い構成が素晴らしい。

book

丸山ゴンザレス, 世界の混沌を歩く ダークツーリスト

クレイジージャーニーの丸山ゴンザレスの手による旅行記。ジャーナリストという肩書だが、良くも悪くもテレビ的なノリ。取材自体に加えて、取材にまつわる細かなノウハウや裏事情が面白い。

book
タイトルとURLをコピーしました