トランスジャパンアルプスレースに初めてカメラが入った2012年の第6回大会の記録。レースそのものだけではなく、NHKスペシャル取材班の裏話も多い。
通常はツェルト使用で1ヶ月、小屋泊まりでも2週間を要する距離415km、累積標高差27,000mのコースを8日以内に走り切るレース。いきおい休憩や食事、睡眠を極限まで削りながらの挑戦となる。賞金や賞品は一切なく、ただただ自分のために走る。
ドキュメンタリとしての面白さに加え、ウルトラライトハイキングのtipsも興味深い。商店での食料購入は認められているものの、小屋泊やデポが禁止されているため、その荷造りは壮絶。
- 食事は5kcal/gを基準として厳選する。グリセミック指数も考慮する
- 軽量化のために防寒具も最小限に
- 野営は (睡眠を重視する一部の選手以外は) ツェルトと寝袋頼み
- それでもワセリンや靴下などの足のケアは削らない
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