財布を新調した。手持ちの財布が20年選手であり、ところどころ綻びてきているため。また、最近はクレジットカード払いやSuica払いが増えたために小銭を使うことが減っており、無駄に大きいと感じたこともある。
小ささを売りにした財布はいくつかあるが、一番手頃でシンプルなE8 walletを取り寄せた。
- 一般の流通には乗っておらず大手の通販では取扱がないため、ハンドメイドマーケットのEtsyで購入
- 直接クレジットカードでの支払いができず、PayPal払いしか受け付けていない
- 2個セットで$19.99。色は好きな組み合わせが選べる。単品でも買えるが、$10.99と少し割高になる
- 送料は$6.00で、ポーランドからの国際郵便。日本では郵便書留の形で届く。発送は迅速で、注文から1週間ほどで到着した。
まずは良かったところをいくつか。
- とにかく小さくて軽いのは正義。常にワイシャツの胸ポケットに入れておける。余計なギミックがないのが嬉しい
- 普段よく使うカード数枚、紙幣数枚、小銭少々、電車回数券数組、鍵1本を持ち歩くのならば十分
とはいえ、割り切った作りだけに欠点も多い。
- 小銭は伸縮性のある蓋なしポケットに挟み込む形になるが、それほど枚数が入るものではなく、使い勝手も良くない。小銭をよく使う人にはおすすめできない
- やや浅めの作りのため、カードの上下がわずかに飛び出た格好となる。意外にしっかり挟まれているためカードが滑り落ちることはなさそうだが、気になる人はいるかもしれない
- 中央部に蛇腹四つ折りにした紙幣を入れるのが本来の使い方だが、高さ76mmの日本の紙幣はギリギリで入らないので他の場所に挟み込むなどの工夫が必要。66mmの米ドル紙幣や、最大でも72mmのズウォティ紙幣なら問題ないのだろうけれど
- すべてをゴムの伸縮性に頼った作りのため、どのくらいで寿命となるかが分からない。いざとなったら買い直せる値段ではあるのが救い
なお、小型の財布は他にいくつか市販されている。購入を検討したものを挙げておく
- 検索すると薄い財布や小さいふが真っ先に出てくるが、技巧に走りすぎた感がある。そもそも薄い財布を目指しているのに、革で作る理由がわからない。また店頭で現物を触ったところ、それなりの価格の割には持ちそうにない印象。特に薄い財布は紙幣を止める三角形のベロがダメになりそうで、実際に多くの人が触れている展示品は三角形のベロが悲惨な状態になっていた
- 実は手のり財布も買った。こちらも値段の割に良くできた製品で、普段の利用に支障はない。小型財布の宿命として、小銭入れが使いにくいのはご愛敬 (片マチがついているものの、それほど枚数が入るものではなく、使い勝手も良くない) 。しかしながら、E8 walletと比べるとやや厚みがあるのと、電車回数券の行き場がないため、E8 walletの方を常用することとした
- 海外製品もだいぶ調べたが (“Minimalist Wallets” などのキーワードで調べるのが良い) 、小銭入れがないものが大半。$1まで紙幣の米国ではそれでもなんとかなるが、日本ではさすがに厳しい
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