松本博文, ドキュメント コンピュータ将棋 天才たちが紡ぐドラマ

タイトル通り、人間ドラマに絞ったドキュメンタリ。

コンピュータ将棋を扱った書籍には珍しく、棋譜もアルゴリズムの解説もほとんど出てこない割りきった構成だが、それだけに棋士や開発者をはじめとする関係者の考えや思いがよく伝わってくる良書。ただし、電王戦がまずあってそこから逆算する構成のため、初期のコンピュータ将棋選手権などはほとんど触れられていない点には注意が必要。

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